カテゴリ : 季節感

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萌黄から緑へ

2021/5/28

以前はGH5を使っていた時期もあったが、いくつかの理由でG9PROに乗り換えている。

正当な後継であるGH6の前に登場するGH5IIでは、そのG9に乗り換えた最大の理由であるUSB給電への対応がなされ、しかもバッテリーがDMW-BLK22に変わってS5と共用できるようだ。

S5と同時に運用することを考えるとこれだけでも魅力的ではあるが、ここはやはりおとなしくGH6の4K120Pを待つべきだろう。

年内にオリンパスもE-M1系の後継機を出すアナウンスをしているので、今年の後半はマイクロフォーサーズが面白くなりそうである。

と、そう言えばG9にも新ファームが出るそうで、S5で重宝している録画中の赤枠インジケータが表示されるとのこと。こういう既存モデルへの手堅いファームアップはさすがパナである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA
FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

梅雨の訪れと同時に森が萌黄の世界から緑一色へと移り変わった印象。

そして昨日今日と朝は冷え込んだ赤城高原だが、朝からエゾハルゼミが鳴き始め、いよいよ季節が初夏へ動き出し始めた。

GH6は5.7Kか

2021/5/26

先日パナが発表したGH5IIと、同時に開発発表された後継機のGH6に関して情報を見る限り、マイクロフォーサーズについては4Kに集中し、8Kは35mm版のSシリーズで行く方針のようだ。

やはり噂通りマイクロフォーサーズでは8Kを実現できるセンサーの調達が難しいのだろう。

理屈の上では最低でも3300万画素ないと8Kは実現できないが、極小画素による画質低下との兼ね合いを考えると現時点では2400万画素辺りに落ち着いて、6K..ちょっと足らないが..辺りで手を打つ算段のようだ。

その分、大きなセンサーでは当分実現できそうにない4K/60Pの無制限記録..GH5IIもUSB給電に対応したし..だとか、4K/120P 10bit搭載のほうが現実的な解ということだな。

どこぞのメーカーのように奇をてらったなんちゃって8Kで話題先行するのではなく、確実に動作する仕様を実現するというのはいかにもパナらしい。

確実に動作と言えば、この冬登場したソニーα1も8K記録を売りにしているが、果たしてこの夏の暑さの中どこまで満足な結果を出せるものか観ものである。個人的にはどこぞのメーカーさんのR5と大差ないのではないかと勘ぐっているw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

梅雨の晴れ間に少し標高の高いところへ。標高1500mを超えていることもあって何とも肌寒い日だった。

コルリやルリビタキ鳴く標高1300m前後ではヤマツツジはまだこれからで、ミツバツツジがちょうど良い感じに咲いていた。

ただ欲張って高く登りすぎて見下ろしになってしまって、肝心の天狗様を探すのはちょっと大変だったな。

そろそろだよなと家人とそんな会話を交わしていたのが一昨日だったかで、今朝明け方近くに近所の森からトッキョキョカキョクが聞こえてきた。

まずは例年並みの今年のホトトギス初認である。

先月のツツドリ、ジュウイチはGW頃、そしてこの中旬にはホトトギスといったトケンの渡来オーダーは例年通りで、あとはカッコウを残すのみ、というかこれはもはや変わることはないだろうが。

南の方で梅雨入りの声が聞こえ始めるとホトトギスの季節というのもこれまた例年通りだが、どうも今年は関東も梅雨入りが早いかもといった感じである。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

今週は雨模様が多い予報だが、今朝は梅雨晴れ的に青空が広がった。と言ってもまだ関東は梅雨入りしてないけど。

田んぼは水鏡

2021/5/16

先日も書いたが、普段水気のないカラカラの高原に住んでいると、何気に水のある景色に惹かれるものがある。

とりわけ隣県雪国の水田地帯などドンピシャであり、それが山間の里山的な風情なら終日眺めていても飽きないのは言い過ぎではない。

シュレーゲルアオガエルの声が響く引水直後の田んぼは、まさに自然の水鏡。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / PROVIA

水田は言ってみれば現代のウェットランドとも言え、減り続ける湿性環境の再生を担う場所でもあり、そこは生きもののゆりかごでもある。

カテゴリ:季節感

乾きと潤い

2021/5/12

赤城山の北西麓に広がる赤城高原は野菜の一大産地として知られているが、もともとは浅間山と子持山の火山灰土や軽石が堆積してできた高原地形である。

寒暖の差があってなおかつ水はけが良いので、作物の生育には適しているが、それが故に水利がなく水に乏しい土地柄だ。地形的に幾筋も沢があるが、何れも基本的に涸沢である。

普段はカラカラに乾いていると言っても過言ではなく、余り日照りが続くようだと農家も畑への水撒きで忙しくなる。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA + カラークロームブルー

そんな土地柄なので、大雨の翌日の水たまりは待ってましたと言った感じの大好物で、晴れ渡る空と新緑を映し込む水鏡はまさに無敵だw

青を強調するのにフィルムシミュレーションのVelviaを使っていたが、緑の色再現は同PROVIAのほうが好みなので、X-T4以降から搭載されているカラークロームブルーをPROVIAに適用するとなかなか良い感じになる。

まあ農道のただの水たまりなんで、実際の見た目はこの青さでは無いけどねw

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5月は英語でMay。その1日は世界共通の労働者の祭典の日であるメーデー。古くは欧州の五月祭のことで、労使騒動を一時休戦的な日としてお祭りにしたのが由来だ。

よくハリウッド映画のワンシーンで緊急事態に「メーデー、メーデー、メーデー」とコールするシーンがあるが、あれも文字にするとMay Dayではあるが、これは単に語感を合わせただけのことで、本来はフランス語の「m’aider 私を助けて」が語源である。

20世紀初頭、航空機による往来が最初に行われたのがドーバー海峡を超える英仏間だったので、その際に緊急事態を知らせるために考えられたということだ。

電波状況が芳しくない無線でも聞き間違いが起きないよう語呂の良い言葉に置き換え、3回繰り返すルールは現代に置いてもそのまま有効である。

日本では無能無策の後手後手のバカ政府のせいで、今年のGWも1年前と同じ新コロナ禍の真っ只中にあるという悪夢のような事態に置かれているが、こんな状況下でも五輪を強行しようとする国に国民の思いはまさに「メーデー、メーデー、メーデー」であろう。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA

赤城高原で新緑と桜、それに上越国境の残雪を1枚に収められるのは今の時期、ちょうどGWの頃である。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Nostalgic Nega.

近所の農家のお大臣様の庭先で、競うように立派な鯉のぼりが泳ぐのも五月の節句の頃。孫の代に跡取りとなる男の子がいる証でもあるな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

あらかたの冬鳥がすでに渡去し、続々と夏鳥がやって来ているにもかかわらず、未だに農地をうろつくツグミ。秋に渡ってくるのが遅い分、帰るのもまた遅いということのようだ。

春眠暁を覚えずの言葉通り、春はやたらと眠くなる。特に昼飯を食った後は顕著で、仕事場で背もたれを倒して小一時間程度のシェスタと洒落込むのがこの季節の日課だ。

フリーランスになって自宅が仕事場となって何がメリットかって、人目を気にすることなく堂々と昼寝ができることであろうかw

昨今は新コロナ禍で在宅ワークが叫ばれ、その閉じこもり疲れが顕在化しているようだが、こちとら四半世紀もこの状態がスタンダードである。逆に今さらどこぞのオフィスで人に囲まれて仕事などしたくないぞ。

そう言えば独立したばかりの頃は、昼間からビール飲みながらキーボード叩いていた時もあったな。歳とってアルコール入るとすぐに眠くなってしまうので、さすがに今はやらんけどw

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Velvia / 上州武尊山

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そんなこちらの思いに我意を得たりではなかろうが、先日山中で出くわしたカモシカの若い個体も、この春の陽気にどこか眠そうな雰囲気満々だった。

キビタキ渡来

2021/4/27

今朝は氷点下3℃とさらに寒かったな。庭も周辺の畑も下で真っ白だった。

FUJIFILM GFX100S / SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art / PROVIA

日が当たるそばから霜は解け霧散していく。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA

連日の寒さで展葉の早いミズキもまた縮こまってしまった様子。

それにしても1億画素の威力はすごい。芽のひとつひとつまでしっかり解像している。しかもこれを手持ちで撮れてしまうのだからフジの手ブレ補正も優秀である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-20

枝被りながら何とかクロツグミを撮影。35mm版換算1600mm相当を手持ち撮影というのも、オリンパスの手ブレ補正はさらに優秀だ。

ちなみにこの時動画も撮影しているが、さすがに動画ではゆらゆらと画面が揺れてしまうものの、参考映像としては十分なものである。

それと今朝方キビタキを初認。姿はチラッと黄色いのが飛んだのを観た程度だが、さえずりを複数箇所で確認している。

寒すぎでしょ

2021/4/26

今朝は日の出前の時点で氷点下1℃まで下がり、GWを前に信じられない寒さに見舞われている。

朝から猛烈な強風が吹いていることもあって体感気温はさらに低く感じられ、この時期にいくらなんでもこりゃ寒すぎだ。

真冬並みの防寒装備に身を包む家人も、朝は畑のレタスが凍っていたと嘆いていた。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Classic Nega.

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

こんな気候ではまだ半纏とストーブは手放せないな。

カテゴリ:季節感

標高400〜500m付近より下では新緑の季節を迎えつつあるが、1000mより上ともなると遠目には芽吹きもあるのか無いのかよくわからないまだ冬枯れの世界だ。

近くでウグイスが鳴き、谷底からはミソサザイが、梢でルリビタキがさえずっているので辛うじて春であることを思い出させる。

iPhone 11 Pro

残雪が消えて林道を車輌で辿れるようになったので、北部フィールドの奥山へも足を延ばせるようになった。

さらにこの観察ポイントまでは1時間半のいわゆる登山行程になるが、まだ冷たい春の風が心地よく感じられる良い運動である。でも正直大変疲れるのではあるが..

それにしてもまた足元が崩れて広がったようで、年々立ち位置が下がっているぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

しかもすぐ背後の尾根上の森には昨夏のクマ棚が。数年前にこの森でクマと遭遇しているので、これはこれでさもありなん。

でもまさに前門の虎、後門の狼状態だなw

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