スカイライン
尾根は上から下まで舐めるように眺める。正確には尾根上の木立をということになるが、まあワシ屋の習性として何か留まっていないかと、常に気が気ではないからね。
2枚目は近所の獅子岩(子持山)なんで、そこまで眺めることはないけどねw
尾根は上から下まで舐めるように眺める。正確には尾根上の木立をということになるが、まあワシ屋の習性として何か留まっていないかと、常に気が気ではないからね。
2枚目は近所の獅子岩(子持山)なんで、そこまで眺めることはないけどねw
ちょっと前まで県境付近の山は稜線部が白かったのだが、この暖かさでせっかくの積雪が解けてしまった。
年末年始に向けて県内の麓のスキー場も一時は喜んでいたようだが、こう暖かいと降雪機の稼働も躊躇うであろう。
上信越国境の峰々。白砂山付近と草津白根山が白いのは数日前に降った雪だろう。
この秋の冠雪が早かった浅間山も北側斜面の谷筋が白いだけで、平野部から見える南側は解けてしまっている。
関東平野の北の端から薄い雲海越しに望む富士山も、同様に雪解けが進行中。
わらじとんかつ食いに秩父まで出張ったついでに、近くの武甲山に登ってみた。
武甲山は石灰岩質の山で、山の北側半分で石灰岩の切り出しが行われており、ご覧の通りの見てくれの山である。
よく名の知れた山ではあるが、山頂以外どうにも視界のない山で、ひたすらスギとヒノキの木立の中を登ることになる。まあ絶対に春先は登りたくない山だな。
山頂から北方向の視界はご覧の通り。秩父市街地の向こうに遠く我が郷里の赤城・榛名を望める。
登ってから気付いたのだが、山頂の御嶽神社はヤマトタケルの東征伝説が起源とのことで、狛犬がオオカミだった。なかなか由緒正しい古の御神体のようで。
日中は20℃を越える陽気が戻って、上着要らずの赤城高原。それでも朝晩は吐く息が白くなるようになっており、遅々としつつも秋の進行を窺わせる気配を感じる。
そんな中、先日は明け方に庭のブナの梢にツグミが姿を見せ、キョキョっというあの鳴き声で目が覚めた。
この秋は北東北に足を運んでいるため、彼の地ではすでにツグミの渡来は観測しており、つい先週は隣県の山でもその姿を確認している。その波が赤城の当地にもやって来たということだ。
それにしても平年より2周間近く早い渡来は、過去最速?の速さであるな。
その隣県のお山の山頂。
茶臼岳の火口跡は草津白根山の湯釜を知っているとスケール感で比べるべくもないが、荒涼とした火星の如き眺めはやはりそこそこの異世界感が漂う。