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妖艶の赤

2022/8/22

本種は一般的には花豆と呼ばれているが、正式な種名はベニバナインゲンである。

もともとは中南米の高地原産で、観賞用に江戸時代に持ち込まれ、現在のように農作物として栽培されるようになったのは明治期以降とのことだ。

原産地がメキシコなので県内でも標高の高いエリアで栽培されており、片品村や旧六合村(現在の中之条町)、それに我が赤城高原でも生産している農家がある。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

つる性植物なのでインゲンマメ同様に栽培時は棚を立ててそこに生やすことになる。夏の赤がなかなか妖艶だ。

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特産としている片品村では花豆を使ったソフトクリームやジェラートアイスが知られていて、村内の他、尾瀬の山小屋でも食べられる。

写真は中之条の六合村観光物産センターで食べられる花豆ジェラート。どちらも花豆成分濃厚でズッシリと濃密に甘く甲乙つけがたい。

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