もう梅雨明け
6月は梅雨の季節と世間では言うが、実際には7月前半もまだまだ梅雨時。そして関東の梅雨明けと言えば例年なら7月20日前後で、その後半月もすればお盆前に赤城高原には秋風が吹き始める。
それがどうだ。今年はその7月の声を聞く前に梅雨明けしてしまって驚き以外ない。ついこの間までコタツに入っていたこともあるwほど例年にない寒さだったのだから、さすがにこれは異常気象と言われても仕方ないことだ。
その梅雨明け宣言を受けてテレビでいかにもなコメンテータが「今年はゴルフがいっぱいできそう」などと頭の悪そうな感想を言っていたが、能天気にもほどがある。
このところ、どうあっても止まっている原発を動かしたい政府と電力会社がマスゴミを煽って電力逼迫を訴えているが、電力だけでなく水不足が心配されるのは必定。農業用の利水の需要は下がってくる時期ではあるが、これから台風シーズンを迎えるまでは飲料水の確保が懸念される。
このまま雨が降らないなどということはないだろうが、近年多発している都市部でのゲリラ豪雨では下流域に一気に水が増すだけですぐ海に流れ出してしまうので、やはり山間部を中心にジワジワと雨が降るいわゆる梅雨でないと貯水に至らない..台風直撃でも済むが..のである。
日本列島は温暖多湿な環境にあって、全国津々浦々水道が整備されているので、多くの地域で水に困ることが少ないためか、水の重要性に思い当たらない輩はとかく雨を否定する。
が、水はすべての生命の源あることを強く認識すべきで、異常なまでに短い梅雨は憂うべき事態なのである。
農業用の需要が減っていると書いたがそれは水田の話であって、おらが村のような畑での水不足は農家にとって死活問題である。
早々と梅雨明けしてこのまま好天が続くと必然的に畑への散水機会が増えるので、当地では逆に農業用の利水需要は増加する。