銀残し
2020/2/20
カメラ内であれもこれも合成を済ませてしまえるE-M1Xだが、他社同様に撮って出しのJPEGの仕上げもアートフィルターなる機能で完結できるようになっている。
ただ、オリンパスのそれはフジやパナ、EOSに比べてかなり種類が豊富に用意されているのが特徴で、PCによるレタッチが面倒と感じる向きには色々便利なんだろうと思う。
フィルター系は好みの問題があるので、メーカーで用意されているものすべてを使うわけではないが、ポップアートやドラマチックトーン、デイドリームやヴィンテージ辺りは仕事でも使わせてもらっている。
OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
沼田の夜景をアートフィルターのブリーチバイパスで銀河風に仕上げて、21:9のシネスコイメージでトリミング。
ブリーチバイパスはいわゆる「銀残し」という映画でよく使われる効果で、モノクロに近い陰影が金属的で硬質な雰囲気で表現されるのが特徴だ。
噂ではフジの新しいフィルムシミュレーションにも搭載されるらしいので、そっちも楽しみである。