水鳥曼荼羅
2018/2/28
以前は観光目的で盛大に餌付けしていた水鳥越冬地が各地に見られたが、近年は鳥インフル問題への懸念もあってか、給餌行為自体を自粛または中止している場所が増えてきている。
鳥インフルエンザウイルスの人への感染はほぼ無いと言われてきたが、過去に感染例がまったくないというものでもなく、人口密集地ではやはり反対意見も根強い。そもそも事が起きてからでは手遅れになるので、管轄がお役所であればなおさら給餌再開には慎重にならざるをえないだろう。
人への感染問題もさることながら、ひとたび事態が起きれば当の鳥たち自身にも一気に広まる確率が高くなり、それがさらに周辺にも広がりを見せれば、希少種をも巻き込むパンデミックになりかねないので、何事もほどほどにという話である。
LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
埃を舞い上げながら次々に餌に群がり曼荼羅模様のようにうごめくオナガガモたち。
多々良沼に隣接するガバ沼では有志の手によって給餌が行われているが、ここも色々意見が出ているのは確かのようだ。