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サルの群れを探して、林道伝いに山間の耕作地帯をゆっくり車を走らせていると、突然ガサガサとオスジカの群れが走り去るのが見えた。

程なくその群れは今度はこちらに向かって走ってきたが、林道から逸れて林脇に駆け上がると、こちらの脇をすり抜けて..100m以上は離れているが..逃げ去っていった。

国有林と耕作地の間に防鹿柵が張り巡らせてあるが、それより内側に居たということで、まあここに限った話ではないが、ほとんど柵が機能していないのである。

季節柄、猟友会が出張ってきて終日狙われているので、人や車にはかなり敏感に反応する。目的のサルを見かけないのも、そんな事情はあるだろうね。

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