その道のプロの手にかかると、
硬いはずの金属も粘土細工のようにアッという間に加工されていく。
つい今し方まで単なる金属の筒だったものが、
短時間で異なるメーカーのレンズとボディをつなぐ、
この世で唯一の特注アダプターへと变化していく。
当たり前だが、金属加工に精度が必要なのは素人でも判る。
切削による熱膨張を計算して慎重に機械を操る。
ミリの誤差などもっての外。
これぞまさに職人芸の世界だ。