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梅の開花が始まり、立春も過ぎてそろそろ下界は春めき始めている感もあるが、この週後半に再び強めの寒波が入ってくるので、当地は雪景色に戻りそうである。

それでもさすがに先月のような厳しい寒さにはならないだろうから、この冬の寒さはこの辺が最後かもしれない。

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / XF18mmF1.4 R LM WR / CLASSIC CHROME

雪のアニマルトラック。1・3・4枚目がキツネ、2枚目はテン。尚、3枚目の暗がりはうちの庭であるw

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テンが道脇に現れ立ち上がったのでちょっとビックリしたが、こりゃすぐ踵を返して逃げるなと思っていたら、なんと目の前3mほどの距離で道を横切ってさらにビックリ。

日の出前でまだ薄暗かったが、何となくこちらに気が付いてなかった可能性が高い。残念ながら撮影できるような明るさではなかったが。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その30分後に今度は農道を向かいから歩いてくるキツネを発見。

人の形をしているとすぐに気が付かれるので、カメラを構えて身をかがめて待ち伏せていると、こちらが微妙に風上だったようで、20mほど先で立ち止まると鼻を突き出してクンクンすると、脱兎のごとく道をそれて逃げていった。さすがに鼻は良い。

不意にニンジン畑で立ち止まったので証拠写真と映像は撮れたが、この時やっこさんが気にしていたのは拙者ではなく、100mほど離れた林縁に屯していたシカたちであった。

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iOS 15.4がリリースされて、マスクしたままでもFace IDが解除できるようになったのは朗報。

日常的には家人以外と会うことがない..表仕事は昔からチャットだし裏仕事は野外だし..ので、マスクを常用することがないのだが、それでもフィールドへ出張ったり裏仕事で出かけた行き帰りにコンビニ等に寄ることもあるので、買い物時にスマホ決済でFace IDを解除するのが容易になったのは良い。

後ろに人が立っている時にパスコードを要求されるのは結構リスキーだったからね。

AppleがTouch IDを復活させるという噂は毎年のように出てくるが、今回の対応然り、iPhone SEを継続してラインナップしたりしているのが今のところの解ということなのだろう。まあ早晩スクリーン内か背面にセンサー仕込みそうな気がしないでもないが。

ちなみに15.4でFace IDがマスクでも解除されるのはiPhone 12以降が対象なので、困っていた人に買い替えを喚起させる十分な理由となるかもね。

iPhone 13 mini

下山中に小用を足そうと膝まで潜りながら斜面を逸れるとすでに先客が。テンも考えることは一緒のようで、急斜面の中でもわずかに緩傾斜の地形で用を足している。

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痕跡

2022/1/25

毎週のように好天を見計らって出撃す。

県南フィールドはスノーシューが必要になるほどの深雪ではないので、基本的にチェーンスパイクによるツボ足ハイクだが、生きものの痕跡を探して歩くのはいくつになっても面白いのう。

iPhone 13 mini
iPhone 13 mini

笹藪にカモシカの溜め糞。雪が少ないところはそのままけもの道で、写真のちょっと前に斜面下に本体を発見している。

iPhone 13 mini

こちらは県鳥ヤマドリの足跡。少し跡を追ってみたが途中で谷筋へ降りていたので引き返す。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

雪上を滑るように駆けるテンもこの時はツボ足だった模様。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

無論、本来の目的は天狗様の繁殖確認なので、アニマルトラックは道中の遊びだけどね。

日の出前の夜明けの空がサーモンピンクに染まる。こういう淡い微妙な色合いも春霞の演出の妙。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR + XF1.4X / PROVIA

テンが農道を行ったり来たりしながら徘徊しているところに遭遇。

しばらく様子を見ていると側溝を覗き込む仕草を繰り返していたので、ハタネズミかアカネズミでも見つけて待ち伏せしていたのだろう。

この直後に側溝に飛び込むがすぐに飛び出してきて、そのまま森の奥へと消えていった。ただ、動きが早すぎて獲物を確保したのかどうかまでは不明..

それにしても今年は明るい時間帯によく生テンを見かけるな。近くで営巣しているのかもしれない。

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我が家より50mほど低い標高ラインでは七分咲き程度の状況で、仕事場の窓から見える景色がだいぶ華やいできた。

ここ数日の寒の戻りの影響か、庭のソメイヨシノはまだ一つも花は開いていないが、それでもこの週末あたりにサクラサクになるかも。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

逆に我が家より100mほど標高の高いソメイヨシノは二分咲き程度といったところ。気温次第だが、こちらもこの週末にそれらしく花開きそうだ。

この撮影中、5mほどのところにテンが姿を現してお互いにビックリ。まだ冬毛のキテンは慌てて防風林に逃げ込んだが、近所で生テンを観るのは久しぶりだ。

冬場の積雪時に足跡はよく見かけるし、昔トラップカメラを仕掛けた際にも何度か写ったことはあったが、基本的に夜行性なので早朝とは言えなかなか生ではお目にかかれない。

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ケモノ道

2020/5/31

先日はこんな日もあるかと言うほどケモノのオンパレードであった。

まずは早朝の峠道でテンの轢死体。そしてその30m先にはアナグマのこれまた轢死体が。異なる種類が同じ場所同じ夜..前日の夕方に通った時には無かったので..に轢かれているのも珍しい。

緩いカーブの途中であったが、谷側が谷戸っぽい水田地帯だったので、アナグマはカエルの卵塊でも食べに来ていた可能性がある。

そしてさらに5kmほど先の同じ県道上にまたまたまアナグマの轢死体が。ここも周囲が水田地帯なので状況は最初のと同じと思われる。

そしてこれにはノスリの若い個体が乗っかって食事中で、すでに内臓は引き裂かれて周囲に結構な血が飛びるほどの凄惨な殺人現場状態w

しかもそのすぐ脇に車を停めて窓を下げても我関せず。すぐに車載のE-M1Mk3とED12-100PROで記録写真を撮ろうとしたが、運悪く対向車がやって来てさすがにノスリも飛んでいってしまった。待っていれば間違いなく戻ってくることは分かっていたが、先を急いでいたのでここは諦めた。

さらに30分ほど進んで一度入った国道から逸れて新道を走っていたところ、進行方向左側をキツネが道脇を走っているのを発見。すぐに山側へ逃げるかと思いきや、なんとそのまま車と50mほど並走したのには驚いた。

とどめはもう目的地に到着間近と言う渓谷沿いの山道で、不意に路上を横切ったイノシシのご家族御一行さま。距離はまだ100mほどあったので余裕があったが、ちょっと前にネットで何頭ものイノシシが次々に道路を横切る映像を観た記憶があったので、さすがに徐行して通り抜けることにw

と言うことで、やたらとケモノ(+猛禽)に出会う道すがらであった。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

辛うじて撮れたのはキツネだけ。

一度は道から逸れて草むらに入ったが、通り越してバックミラーを覗いたら再び出てきて道路を横断していたので、この時は600mm相当で狙った。

まさに一心不乱と言った風情だったので、子どもたちへの餌を探すので忙しかったのだろうな。

ヒグマは隣人

2019/8/14

札幌で人家周辺にヒグマが出没して騒動になっていたが、今朝方、猟友会のハンターによって駆除されたようだ。

当初から銃器による駆除も想定していたと思われるが、さすがに人家や路上での使用許可は難しいので、状況の成り行き次第だったのだろう。

北海道は開拓の地ではあるが、それでも昨日今日に人が住み始めたわけではないので、本来クマの存在自体は織り込み済みのはずだ。が、札幌ほどの大都会ともなるとヒグマを見たことない人がほとんどであり、恐らく今回ほどヒグマの隣人としての存在を身に沁みたことはないだろう。

結果の是非は賛否両論ではあるが、間接的だったとしても民家の庭に餌付け状態では駆除やむなしである。お盆ということもあって帰省で人が多い中、人的被害が発生してからでは遅いからね。

それにしても今年は北海道のヒグマネタが内地にもよく入ってくる。野幌森林公園での出没、羅臼の飼い犬連続襲撃、標茶の乳牛襲撃等々。

旬の話題なのでマスゴミが意識的に拾ってくる側面は否めないが、やはりクマの数が増えている..もちろん地域によっては減っている場所もあろうが..ことは間違いないだろう。

それにも増して、ここ20数年言われ続けている「人を恐れない新世代グマ」が増えてきていることを、つくづく実感する。

iPhone 6

一昨日、近所でクマの目撃があって、防災無線で注意喚起されていた。今年はクマの大好物であるトウモロコシ畑が多く、長引く梅雨が明けて一斉に収穫期を迎えているため、農家もクマの出没には神経を尖らせている。

現場は家からすぐの場所だったので、早朝から日の出まで2日ほど張り込んでみたが、残念ながら成果なし。その代わり近くの砂地にはテンの足跡が残っていた。

年の瀬も迫ってくると、挨拶代わりに「仕事納めはいつですか?」と判で押したように聞かれるので、これまた「世の中と同じですよ」とほぼ適当にこれまた判で押したように答えている。

ここでうっかり年始年末も撮影があるとか何とか言ってしまうと、「それは大変ですね。お正月くらいゆっくり休んでください。」というニュアンスのねぎらいとも哀れみとも受け取れるリアクションを返されることになる。

フリーになって四半世紀近く経ち、ほぼ好きなことを生業にしているので、基本的に公私の区別はあいまいだ。確かに撮影=業務の一面があるのは否定しないが、撮影をするために山野に分け入ることを悦びとしている身としては、正月であることを特別していないのである。

そもそも自然に人のカレンダーは意味がない、というのが昔からの持論だしね。

と言いつつも、三ヶ日ぐらいは寝正月で過ごすこともそれはあり。録画しっぱなしの映画やドキュメンタリーも消化したいので、天候次第ではあるが、酒浸りをする可能性もそれは否定しないw

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS (左) / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR (右)

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

大掃除の前にちょこっと裏山へ分け入る。

上の2枚はノウサギ、下の2枚は恐らくテン。写真のように何かに登ったりするよう動きならタヌキもする..同じイヌ科でもキツネはこういう無駄な動きはあまりしない..が、足跡はテンのそれである。

ちなみにイヌ科と言えば来年の干支。ということで年賀状は本日投函となったので、例年通り元旦には届かないので各位よろしくですw

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清明

2017/4/4

県北部の林道は例年並みにまだ残雪が多く車では侵入できないため、春の日差しに小汗をかきつつ、機材背負ってえっちらおっちら徒歩でアプローチする。

雪上を風に吹かれてフワッと鳥の羽毛が飛んできた。付近を双眼鏡で探すと、渓流沿いの藪の中に何かいるように見えるが、ちょっと斜面が急過ぎて降りるのは叶わず。色味がテンのように見えなくもないが、向こうもこちらに気づいたようで、藪伝いに逃げていく気配だけ感じた。

何か獲物を捕らえて解体中か食事中か、そんな雰囲気だったので、待っていれば戻ってくるかもと思いつつ、今日は目的が違うとぞと自分に言い聞かせて先を急いだ。

獲物はキジ雌だったようだ。

帰り掛けに同じ場所を角度変えて双眼鏡で探したが、獲物の本体もそっくり無くなっていたので、3時間あまりの間に獲った本人か、はたまた別のものかが持ち去ったようだ。

草津の湯釜の稜線越しに西の空が赤く染まる。大気中に浮遊物が多い証拠だ。

今日は二十四節気の清明で、その意味は「万物がすがすがしく美しい頃」を指すらしいが、花粉と黄砂が混じったようなヘイズまみれの大気では、とてもそんな気分に離れない。

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