蕗の薹
この時期、例年ならまだ残雪に覆われている雪国の里山だが、暖冬であったことは全国共通である。
早くに雪解けを終えている山間の谷筋を歩いてみたが、カワガラスが行き交う棚田の周辺では、畦や渓の縁にフキノトウが開いていた。
ただ、薹が立ち始めているフキノトウの周辺には例外なく長靴の後が残されていたので、近所の住民も早々と春の味覚を堪能したようである。
隣接する雑木林に近い畦ではキクザキイチゲが、林床ではショウジョウバカマがそれぞれ咲き始めていた。
地元で見るキクザキイチゲは白ばかりなので、青系は珍しい印象がある。周辺には白と青の両方..でも青が多かったかな..が咲いていたが、地域によっては自生地を減らして絶滅危惧種扱いらしい。