タグ : ヤマガラ

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と言ったかどうか、ニーニー鳴きながら餌台にやって来る人の良いヤマガラは、いつもシジュウカラに横取りされそうになってあたふたしているのさ。

ヒマワリの種を食べる時、シジュウカラ周囲を突いて端から食べるが、ヤマガラはきれいに殻をむいてから食べる。

もちろんすべての個体が右へ倣えというわけでもないが、同じカラ類でも食べ方に違いがあるから見ていて飽きない。

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人懐っこい

2017/1/29

意外だが、この冬一番餌台に来るのが遅かったのはヤマガラだ。正月明けてもなかなか姿を見せなかったので、いつも来ていた個体は落ちてしまったのかもしれない。

小鳥とは言え、野生下でも何事もなければ10年ぐらいは生きると聞いたことがあるが、それとて餌が十分に摂れての話だ。

さらにタカやフクロウなど猛禽類に常に命を狙われるわけで、食う騒ぎの以前に食われる心配をせねばならぬは、野生動物の世の定め。弱肉強食の世界は甘くないね。

同じカラ類でも、シジュウカラはその冬最初に餌台に来た時は警戒心のかたまりだが、ヤマガラはやって来ていきなり警戒心ゼロ。とにかく人懐っこい。

ヒマワリを餌台に補充している側から、ニーニー鳴きながら目の前の枝にやって来て、今か今かと待っている。その内掌からヒマワリを持っていくようになると面白いかもね。

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藪の中の山雀

2016/12/28

ミラーレス一眼に手を出したのはパナのGH2が最初。2010年の秋だったので、かれこれ6年ほどこのジャンルのカメラを使っていることになる。

ご多分に漏れず、仕事ではC社の一眼レフカメラを併用していて、当初はGH2は動画撮影用であった。それが今や仕事でもミラーレス一眼がメインとなっているので、このコンサバ親父も変われば変わるものである。

未だに一眼レフにこだわっている人の話に、EVFに馴染めない..どうしても遅延というタイムラグが避けられない..というのがあるが、デジタルカメラ黎明期にDVビデオカメラを使っていたことが幸いして、こちらはそこにはまったく抵抗がない。

それでも、さすがにGH2などミラーレス一眼黎明期のAFはほぼ使い物にならなかったので、動体撮影で、しかも暗所ではかなり無理があったのも事実である。が..

ISO3200、1/60、400mm(換算600mm)、手持ち撮影。

薄暗い林縁の、しかもこんな藪の中でちょこまか動き回る小鳥を捉えることなど、X-T1やGH4など今年前半まで主流のミラーレス一眼では考えられなかった。

恐るべし、X-T2。

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春の雪

2015/3/25

昨夜から降り出した雪で赤城高原でも10cmほどの積雪となった。春先に雪がどかっと降るのは関東地方では例年のことだが、西高東低の強い冬型である点は珍しい。これで南岸低気圧と重なると昨冬のような豪雪騒ぎとなるが、さすがにもうそこまでには至らないだろう。

今朝積もった雪も日差しが出れば午後には解けるだろうし、この春雪のお陰で山の雪解けも進むので、林道の開通に少しは手助けになるかもしれない。いくつかの谷筋では天狗様も忙しく飛び回っているので、アプローチがしやすくなるのに越したことはないからね。

20150325

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先週末、貯蔵していた餌が底をついたので、この冬のヒマワリ食堂は店仕舞いしたばかり。週明けから常連組のカラ類も姿を見せなくなっていたのだが、さすがに今朝は積雪となったためか、餌台の様子をうかがいにシジュウカラとヤマガラが1羽ずつやって来ていた。

いつもならすぐにサッと逃げて片時もじっとしていないくせに、今朝は餌をもらえるかと期待していたのか、あまり身動きをせずこちらの様子を探っていた。こんな時はコンデジでも労せず撮すことができる。

山雀

2013/1/3

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昨冬の反動からか、この冬は冬鳥が多く感じられる。

ツグミもカシラダカも家の周辺には沢山うろついており、ベニマシコも隣家の築山に常駐している。そして何より珍しいのはウソ。初めてというわけではないが、ここ近年に家の周囲で見かけた記憶は無い。昨秋暮れに北東北で結構な数を見かけたのだが、ウソは今年は当たり年かもしれない。

冬鳥の渡来数の増減については諸説あり、特に繁殖地が海外ということもあってハッキリとした理由は判らない。何らかの原因で繁殖数が少なかったという仮説を立てたとしても、その翌年にはまた平均的な数に戻ったりもするので、一概に繁殖個体群が減ったとは言い切れない..もちろん繁殖個体予備軍としては数年後に影響が出る可能性もあるが..のだ。

ただ、日本列島を通過もしくは越冬地としている場合、大陸のように大きく他のコースに逸れるとは考えづらいので、本来なら日本に渡来するはずであった個体群にだけ、何らかの作用が及んだと考えるのが妥当だろうか。もっとも、越冬地に集中する水鳥と違って、山鳥の場合は「たまたま」観られなかっただけかもしれないが..

当初は多いのではないかと予想された積雪も、よく降っているのはみなかみから北のエリアであって、赤城高原では降ってもすぐに溶けてしまい、ほとんど積雪はない。なので餌台への配給はそれなりに押さえているのだが、この冬はシジュウカラを押しのけて、冬鳥ではないがヤマガラが3ペアほど終日常駐し、庭先を賑わしている。

ちなみにこの写真は、昨秋から年末に掛けて手に入れたブランニューカメラのうちの1台と、同レンズによる撮影。それぞれに目的と役割があって使い分けることになるが、今時のカメラはどれを使っても平均点以上の写りをするので驚きだ。

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