タグ : カモシカ

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この夏、某所でよく見掛けた頭頂部が妙にオレンジなのが特徴のカモシカ。同じ流域の伐採地や草地を見つけては張り込みし、イヌワシの狩場探索をしているとわりとよく出会う。

最初はこちらを警戒する素振りを見せていたが、無視すると決め込んだようで最近はほとんどこちらに興味を示さない。

写真だと平地に見えるが実際はそこそこの傾斜地。こちらはいつも斜面上端の林縁で張り込んでいて、1回だけカモシカがいる時に小生との間にクマが出たことがあったが、こちらが風上だったのですぐに藪に逃げんでしまった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

尚、張り込み対象は谷を挟んだ向かいの新しい伐採地で、写真の草地ではない。さすがに狩場に人の気配があってはイヌワシは上空は飛んでも下に降りてこないので。

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痕跡

2022/1/25

毎週のように好天を見計らって出撃す。

県南フィールドはスノーシューが必要になるほどの深雪ではないので、基本的にチェーンスパイクによるツボ足ハイクだが、生きものの痕跡を探して歩くのはいくつになっても面白いのう。

iPhone 13 mini
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笹藪にカモシカの溜め糞。雪が少ないところはそのままけもの道で、写真のちょっと前に斜面下に本体を発見している。

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こちらは県鳥ヤマドリの足跡。少し跡を追ってみたが途中で谷筋へ降りていたので引き返す。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

雪上を滑るように駆けるテンもこの時はツボ足だった模様。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

無論、本来の目的は天狗様の繁殖確認なので、アニマルトラックは道中の遊びだけどね。

先日アップした某記事の写真にカモシカが写っているとK君から報告あり。

そう、誰か気付くかなと思って静観していたが、さすがに生きもの屋系の人はよく見ているなぁと。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

人ならとても容易には近づけそうにない斜面上の、それでも地形が少し緩やかになった辺りで寝ていたか反芻でもしていたか、という感じ。

こちらには気付いているようだったが、近づけないことは分かった上での行動であろう。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

春眠暁を覚えずの言葉通り、春はやたらと眠くなる。特に昼飯を食った後は顕著で、仕事場で背もたれを倒して小一時間程度のシェスタと洒落込むのがこの季節の日課だ。

フリーランスになって自宅が仕事場となって何がメリットかって、人目を気にすることなく堂々と昼寝ができることであろうかw

昨今は新コロナ禍で在宅ワークが叫ばれ、その閉じこもり疲れが顕在化しているようだが、こちとら四半世紀もこの状態がスタンダードである。逆に今さらどこぞのオフィスで人に囲まれて仕事などしたくないぞ。

そう言えば独立したばかりの頃は、昼間からビール飲みながらキーボード叩いていた時もあったな。歳とってアルコール入るとすぐに眠くなってしまうので、さすがに今はやらんけどw

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Velvia / 上州武尊山

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そんなこちらの思いに我意を得たりではなかろうが、先日山中で出くわしたカモシカの若い個体も、この春の陽気にどこか眠そうな雰囲気満々だった。

複数のカメラメーカーを使っていて操作に迷うことはないか?という質問をよく受ける。言われてみればフジのXにパナのG、オリンパスのE-M1系に最近はさらにパナのSも加わった。昔からあるEOSも一応まだ健在だし。

カメラの操作性など慣れてしまえば何ということもないのだが、とりわけ「そうそう、よく判っていらっしゃる!」などと膝の一つも打ちたくなるのがパナのカメラである。

マイクロフォーサーズであるGHシリーズの頃から操作性に優れ、業務用カムコーダーのようにワンボタン・ワンアクションで設定が済んだり、関連する必要なボタン類が一箇所に集まっているのが特筆される。この辺りはオリンパスのE-M1系も似たような印象。

どことは言わないが、操作することを楽しむ方向性でモデルを展開している富士フイルム..言っちゃったw..のカメラとはちょうど真逆の設定で、判っていて使う分にはそんなもんかで済むが、少なくてもフジのXをパナのGやSの感覚で使うのはほぼ無理w

iPhone 11 Pro

さて、そんな便利なS5には、実はGシリーズにはない隠れた?便利な機能が用意されている。それは録画中にEVFと背面モニターが赤枠で表示されるのである。

一見なんてことのない機能なのだが、野外で撮影に集中している時にこれが非常にありがたいのである。録画ボタンを押したつもりで実は録画されてなかった「やっちまった」事故を未然に防ぐことができるのである。

さらに録画中と待機中が逆だったという笑えないオチも避けられるので、動画撮影ではもはや必須とって良い。他のメーカーも明日にでもファームアップで対応してほしいぞ。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

南向きの日当たりの良い斜面でカモシカが餌を求めてラッセル中。距離は1.5kmほど離れているが、この日はさほど陽炎の影響は受けなかった。

ここ数日暖かい日が続いているが、この冬の雪の多さの威力はやはり絶大で、県北の天狗様フィールドには谷に近づくのも憚れる状況。今の感じだと林道でアプローチできるようになるのは5月くらいになりそうだ。

仕方ないのでギリギリ谷を見通せる里の集落外れとかに陣取って観察する日々である。

某山系の尾根に取り付く前のアプローチで通過した初冬のブナ林。

ちょっと前に降雪があったが、とりあえずカンジキやアイゼンなどの世話になるほどではなく、無難に通過できた。まあ帰りの下りでは雪が腐っててやや難儀したけど。

iPhone 11 Pro

これはクマ。直前というわけでもないが、日の出前くらいに歩いていた感じ。しらばく同じコースを辿ったが、途中でクルッと踵を返すように笹薮へ入っていった。

大きさから50〜60kg程度の中型といったところで、雪が降ってそろそろ冬眠穴探しでもしている頃合いだろう。うまい具合に穴が見つかれば良いね。

iPhone 11 Pro

これはノウサギ。足跡自体は真新しい感じなので、こちらの接近に気が付いて逃げていったのかな。

iPhone 11 Pro

こちらを先導するかのようなカモシカの足跡。特に急ぐでもなく足を引きずりながらのんびりと歩く様子が目に浮かぶ。

iPhone 11 Pro

これもノウサギ。2枚目とは場所が違うので別個体だが、これもさっき通りましたって感じで新しい。

場所によってはノウサギをほとんど見かけなくなった森が散見されるが、この森はノウサギとそれを追っているふうのキツネの足跡多く見られて、健全な生態系が維持されていると思われる。

それにしても冬の森は良いね。積雪がなければ気が付きもしないが、そんな生きものたちの痕跡があちこち目につくので飽きることがない。

よくグンマーは都会もんから山だ田舎だと小バカにされる..個人的には褒め言葉と思っているw..が、行ってみると分かるが四国も全島を挙げてなかなかに山の土地柄である。

今でこそ4県をまたぐ高速道路が横断しているが、そうでなければ山間を流れる谷に沿って細い道をくねくねと移動しなければならず、古来より人や物資の往来には難儀していたはずだ。平家の落人伝説が多いのもそんな事情とは切り離せまい。

実際、拙者も若い頃に単車を駆って四国へツーリングで訪れたことがあるが、徳島から高知へ移動する際にR195?で発破工事中の通行止めに遭遇、迂回路もなく1時間近く待たされた記憶がある。まだ今のように高速道路網がなかった時代の話だ。

人工林が尾根近くまで侵食しているのが分かる(剣山周辺)

山深いという表現が言い得て妙だが、人の生活圏がかなり奥山まで入り込み、尚且その麓の多くの森が人工林であり、標高の高いところや急峻な谷などにわずかに自然林が残るのみのようだ。

そんな四国ではツキノワグマと並んでニホンカモシカも「絶滅のおそれがある地域個体群」としてレッドデータ扱いになっていて、中でもニホンカモシカは愛媛では長らく県内絶滅扱いであったのが、先月50年ぶりにその姿がカメラに記録された..2018年にも記録あるらしい..と話題になった。

カモシカは古来より毛皮と食料目的の狩猟獣であったが、特に戦後の拡大造林期に劇的にその数を減らしている。その後は特別天然記念物に指定されるなど狩猟対象から外されたため、今では逆に林業に被害を与えるまで本州では個体数が回復している。北関東にある我が村でも、農道上で農作業車がぶつかりそうになったなどと時々話題になるほどだ。

近年シカやイノシシがその活動範囲を広げつつあるが、カモシカはシカと違って一定の縄張りを持って生活しているので、彼らのように自ら移動して分布を広げることがほとんどない。それ故に急激に個体数が増えるようなことはないが、天敵もおらず狩られる機会がない現代においては、ゆるやかではあるが増えることはあっても減ることはまずないと思われる。

今回の愛媛の例も山や森が突然豊かになったとかそういう話ではなく、個体回復というほど数は多くはないが、ほそぼそと生きながらえている個体群が四国山地にいることの証なのだろう。

Nikon COOLPIX P900 / 本州中部(夏)

Canon EOS-1D Mark III / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM / 北関東(春)

Canon EOS 7D / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM / 北東北(春)

Canon EOS 7D / EF500mm F4L IS USM / 北関東(冬)

北海道を除けば、東日本の山や森でカモシカに出会うのはそう珍しいことではない。シカとイノシシ、それにクマは人を見かければ速攻で遁走するが、カモシカはそこまで人を恐れているふうはない。

では温厚な性格かと言えば決してそんなこともなく、雄の成獣はなかなか気が荒い個体が多く、かくいう拙者も出会い頭に威嚇されたことは数知れずだ。

夏毛は黒々としている個体が多い。冬毛はチャコールグレーが多いが、多雪地帯では白っぽい個体が多いという印象である。

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おとなしい

2018/5/1

標高1100m少々の谷筋を歩いていて、その左岸側の斜面をトラバースしようとしてばったり遭遇。

大体このくらいの距離感だと威嚇されることが多いのだが、この個体は意外におとなしく、こちらを気にする様子はあるものの、写真撮影の後に三脚を立てて動画まで撮らせてくれた。

虫の居所が良かったのかもね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

換算600mmぐらいでの撮影。早朝で林内にはまだ陽も差し込まず薄暗い状況だったが、G9 PROの強力な手ブレ補正で、ISOを無駄に上げることなく1/200秒程度でも難なく手持ち撮影。

ま、そもそもカモシカも反芻中で動きがないので、そういう意味では相乗効果だけどねw