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今年はクリは豊作だが、コナラのドングリが少ないなぁと思いつつしゃがみ込んでドングリを集めていたところ、目の前1mほどの距離をよく目立つ黄色い物体がゆっくり横切っていくのが目に入る。

姿勢を変えずに視線だけで物体を追いかけると、数匹のスズメバチが行ったり来たりしてるのが分かった。

さらにスズメバチが行く先を追っていくと、農道脇の倒木の下の空間に入っていき、そこから入れ替わるように別の個体が出てくるので、その暗い空間の奥に巣があるのは明白である。

巣のある状況と言いその大きさから日本最強..というか世界最強だ..のハチであるオオスズメバチだというのはすぐ分かり、こりゃヤバいなと静かに後付さりして距離を取った。

FUJIFILM X-H2 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

しばらく離れて観察していると、奥から次々に黒い何か..恐らく土の塊..を運び出しており、今まさに巣作りの拡張中のようである。

こりゃしばらくここは通らないほうが良いなと思案していると、背後2mほどの距離に二匹の見張りが飛んでいるのに気が付き、冷や汗かきつつソロリソロリとその場を離れた。

場所は先日のクマの目撃現場にほど近いが、クマやイノシシよりも野外で最も怖いのはこのオオスズメバチであろう。

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