進化論ときたか
もう風前の灯のようなアレの支持率。アレと自民党がお題目のように唱えている憲法改正まで、その沈みゆくアレに引きずられて儚く消えてしまうのを座して見ているものかとばかりに、自民党がSNS上でなりふり構わない攻勢に出始めている。
どこぞのアホな広告代理店..今をときめく電ナントカか?まあ推して知るべしだなw..にでも頼んだのか、妙なキャラクターにダーウィンの進化論を語らせる手口できているが、それが思いっきり無知をさらけ出すザマとなっていて、生きものクラスター界隈からは非難と嘲笑の嵐である。
ダーウィンが言ったとされている「この世に生き残る生きものは、最も強いものや最も賢いものではなく、変化に対応できるものだ」という発言を引き合いに、だから日本も生き残るために憲法改正が必要だというトンデモ理論を展開しているのだ。
何の脈絡もなく進化論と憲法改正を絡めること自体が愚かな話であるが、そもそも「この世に生き残る生きものは..」と言ったのはダーウィンではなく、進化論を誤って解釈した米の経済学者の言葉であり、現代にその誤った論説が広ってしまっているのだ。
ダーウィンが言ったのは「環境の変化は無数に起きていて、その変化に適応できた生きものが偶然に生き残った」という程度のものだ。
それに進化することが是で進化を拒むことが否という理屈もおかしな話で、環境が安定している限り生きものがその生態や形状を変化させる必要すらないのは言わずと知れた話である。必要もないのに変化を求めるのは進化論とは相容れない論理だろう。
それに進化論を口実に国を動かそうとしたのはナチスのヒトラーぐらいなので、そんな空恐ろしい話を憲法改正に絡めて流布すんなよってことだぞ。
先日の記者会見の名を借りた原稿棒読み朗読会では、新コロナで疲弊している多くの世の中の人は誰もそんなことは思っていないだろう憲法改正を、自らの手で成し遂げるのだと恥も外聞もなく独り言を言っていて呆れ返ってしまったが、法の秩序を乱して歪め、その法を守らず逃げ回っているような連中に憲法改正などさせるわけなかろう。
憲法を変える云々の前に、まずはお前らの恥知らずなトップを変えろよな。
明日は夏至だというのに、昨日今日とあまりの涼しさに身震いしている。どのくらい涼しいかというと、ネコが朝からソファーの上でアンモニャイトになっているくらいw
とにかく風が冷たいので窓は終日締め切っており、今月に入ってからアイスコーヒーに変えていたのをホットに戻してる。