ヤ・リ・ナ・オ・シ
東京五輪までもう残り一年を切ったというのに、ここに来てまさかのマラソン(と競歩)開催地変更という事態に。
東京の8月の猛暑を理由に都内から札幌に移す案らしく、それ自体は大いに賛成であるが、なぜ今ごろになってそんなドタバタ劇を繰り広げているのか摩訶不思議、正直言って関係者は全員バカなんじゃないかって感じ。
それならマラソンだけでなく日中開催の屋外競技はすべて変更しないと、暑さ対策に対するアスリートファーストとか何とかいう、やたら耳触りだけは良い横文字との辻褄が合わないのではないか?暑さだけではない、大腸菌だらけでう◯こ臭い江戸前で泳がされるトライアスロンなど、どう考えても真っ先に場所を変えるべきだろうに。
そもそも夏の東京が暑いのは何も今に始まった話ではないではないか。夏の東京は「温暖」でスポーツの祭典に最適とか何とかバカ面して宣ったマリオソーリが記憶に新しいが、福島第一原発事故の汚染水問題を「アンダーコントロール」などとデカイ放言するなど、当初の招致活動の過程で大嘘こいていたのが諸悪の根源だろうに。
開催地変更ともなればマラソンの暑さ対策で使った予算がまるで無駄になるわけで、先月の千葉と先週の東日本での台風被害を考えれば、この金の使い方は到底納得できないだろう。何よりコンパクト五輪(と復興五輪)はどこいった?
こんな状況のどこの何がオ・モ・テ・ナ・シなのか意味不明だ。これはもうヤ・リ・ナ・オ・シではないか!?
東京五輪は暑さばかりが話題になるが、線状降水帯に伴なう局地的なゲリラ豪雨や、先日のような台風19号クラスの直撃があったらどうするつもりなんだろうか。あまり考えたくはないが大きな地震だって可能性はある。
五輪は海外から沢山の観光客が訪日するので、そこで万一の事態が起こればこれはエライことだが、それでもお上お役所得意の「想定を超えた」でいつものように逃げるのだろうなぁ、この国は..