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ヤマザクラ

2017/5/4

県北の高標高地の山野で、ヤマザクラが良い感じになってきている。まだ芽吹きが始まってないような北向きの斜面でも、所々淡いピンクに色付いているのが遠目にも判る。

愛でることを目的として人為的に植えられた園芸種のソメイヨシノと違って、ヤマザクラはひっそりと佇むように自生していることが多く、桜という同じアイデンティティを持ちつつも、和のテイストは結構異なると思う。

ある意味両極端にも見える両種であり、人によっては好き嫌いで派ができたりするようだが、個人的にはどちらも好きな花ではある。そしてそんな桜の季節も、新緑を向かてそろそろ終焉と言って良いかもしれない。

ヤマザクラも花びらは白い。が、ソメイヨシノに比べて赤みを強く感じるのは、花が咲くと同時に新芽が開くからである。

その点、ソメイヨシノは花が散ってから葉が開くので、その辺りのメリハリ感も好き嫌いが別れるのだろう。

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