クマが出た
2012/10/13
んだそうだ。
先日仕事で出向いた北部の某村で、道端でサルを眺めていたら、顔見知りの駐在が通りがかって話しかけてきた。これから現場に行くんだと憂鬱そうにぼやいていたが、これといって事件らしい事件もない寒村では、クマの出没がいちいち騒動なのである。時代が時代なら珍しいことでもないだろうに、けものごときに迷惑千万だと言いたいらしい。
この秋は山の実りがよくないとか何とか、ニュースネタのような当たり障りのない会話の後、白黒のジムニーと従属する一群は林道奥へと入っていった。それを見送って後、先ほどまでサルがたむろしていた林内へ入ってみると、隣接する落広林の林床にクリが落ちていた。
確かにドングリの実の付きは芳しくないようだが、クリは例年通りまあまあである。クマと言えば判で押したようにドングリやブナの実を食べてると思っている輩も多いが、連中は雑食なので、無ければ無いで他にあるものに手を出すだけである。それがたまたま民家の近くであったりすれば、昨今のクマ騒動の一端となったりするわけだ。
ともあれ、また要らぬジェノサイドなど起こさなければ良いが、そう人間がね..