タグ : カラマツ

portfolio

自然の補色

2024/11/17

ウメモドキ

2024/11/15

初氷点下

2024/11/14

雪橅

2024/2/19

晩秋の山肌の陰影。11月ともなるとカラマツの黃葉が目立つ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
カテゴリ:季節感|タグ:

いくつかの所用が入り乱れてのみちのくの旅の空の下。今週はジェットコースターのような天候に翻弄される日々なり。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

北東北の山はこの一ヶ月で一変し、木々の葉はすっかり落ちて、森はカラマツの黃葉に煙っていた。

カテゴリ:季節感, 花・植物|タグ:

カラマツはスギやヒノキと同様の植林木で、東日本の標高のある山野では普通に見掛ける針葉樹である。ただ、同じ針葉樹でもスギやヒノキと違って落葉するのが特徴で、晩秋を彩る落葉前の黄葉が美しい。

成長速度も早く比較的幹がまっすぐ伸びるが、強度がないので単体では建築材には向かないため、合板にして強度を高めたり、建具の材料に用いいられる。

ちなみにそんなカラマツの原産地が浅間山麓であることは意外に知られていない。

FUJIFILM X-H2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

写真は前白根山で見られるカラマツの風衝樹形。樹幹が真っすぐ伸びると書いたが、場所によってはそうもいかないという例。

植物の生育に与える環境因子の一つに風があって、常時強風の影響を受けるとまっすぐに生育するのが難しくなるため、カラマツ言えど風下に向かって地を這うように幹も枝も低く伸ばさざるを得ないのである。

前白根山周辺は標高が2200m前後で森林限界を超えている植生ではあるが、東向きの斜面にはカラマツの自然林がまばらに広がっていて、そのうちいくつかは稜線部に近いものもあって、いずれも写真のような風衝樹形として見られる。

見方によっては自然の力が生んだ盆栽のようだとも言えよう。

カテゴリ:花・植物|タグ: