世の中は桜満開の話題で持ちきりだが、
こちらはまだまだ梅も頑張っている。
さすがに県北ではこれから咲くところがほとんどだが、
高崎界隈だとソメイヨシノと梅が一緒に咲いていたりする。
観音山辺りでこの週末が見頃という話だが、まあそんなもんだろう。
今日は午前中に各森林管理署巡りで来年度の入林許可を申請し、
午後はその足で榛名山麓の梅林撮影。
気温はぐんぐん上がって23℃まで上昇し、
朝家を出るときに着ていた薄手のフリースジャケットは、
撮影中に完全に荷物となっていた..
早朝からロケ。全体としての作業は2日目なのだが、昨日は先約の別件で出張していたため、本日からの参加となった。
少々特殊な事情のため、EOS 5D MarkIII&EOS-1D X、D800E、GH3&GH2とデジタル一眼カメラが勢揃いしたが、最後にデータをポータブルストレージにバックアップしつつ、目に見えて苦労するであろう編集以降のフローを思案..
撮影は順調に進み昼前で終了したため、クライアントから昼飯を誘われたが丁重にお断り..業務連絡:T君すまんのぅ..し、近くの気になる某所へ偵察に足を延ばす。
帰りは道すがらロウバイの里に立ち寄るも、この冬の寒さの影響で見頃のピークは遅れ気味の様子。午後には雲が出て陰ってしまっていたが、短時間ながらコントラスト抑え気味の柔らかいトーンで撮影ができた。
そして今日も60p動画から一枚。
フィールド最奥地に隣接する北部の森には、すっかり晩秋の匂いが立ちこめていた。
すっくと立つバオバブと見まがうほどのブナの巨木群に囲まれていると、遥か南緯のマダガスカルの日々を思い出す。
晩秋の森が好きだ。無数の息吹が声を挙げ、意気揚々と生きものたちがうごめき出す春も良いが、代謝を下げエネルギー消費を最小限にとどめようと、命あるものが遠慮がちにその身をすくめる秋の終わりが好きだ。
北部の森は、秋の色付きと喧噪に華やぐ季節を通り過ぎ、これから寒さ厳しい季節へと足早に移っていく。もうじきに、麓の森にも冬の足音が聞こえてくる..
先日は撮れなかった上越国境の初冠雪。日中にすぐに溶けてしまう程度ではあるが、谷川の耳が白く化粧されていた。
今日は各戸一家総出で村民運動会だったのだが、折しも台風17号の上陸騒ぎで中止となった。残念がるものホッとするもの、まあそれは各自悲喜こもごもだとは思うが、自然の猛威には逆らえまい。え、私?まああまり大っぴらには言い辛いが、そりゃこのクソ忙しい時期、それも月末に差し掛かるタイミングでグランドで綱引きなどしていられませんって(笑)。
県内への影響は夕方以降との見通しであって、日中の競技遂行にはおそらく問題はなかった..実際昼間は割と天気は良かったし..とは思うが、まあ何あってからではという役所の判断なのだろう。何より設営したテントなど機材の片付けが明日になっているので、台風通過前には撤収したいと言うこともあるだろうしね。
ということで、これを書いている時点では一応風が出始め、散発的に雨も降り出している。まだ日が沈む前ではあるが、家の前の蒟蒻畑はどんより暗く沈んでいた。