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ソフトウエア開発ミニ遍歴
この連休前より、合間を見てチマチマWindowsアプリ..正確にはサンプルコードだけど..を開発中である。
フリーになってしばらくはVB6(時代が判るというものだね)、その後はDelphiでObject Pascalをやっていたが、Microsoftが.NETに力を入れ出してからはASPが主流であった。
インターネットとスマホ台頭により、近年はエンタープライズ系よりもスマートデバイス向けやWebアプリの開発にシフトし、JavaにObjective-C、それにPHPばかりであったが、久しぶりにVisual Studioを起動してC#でゴリゴリコードを書く日々である。
WPFだと未だにWebBrowserコントロールがIE7相当というのには辟易するが、多少の制限はあるものの、Visual Studioの最新版が無料で使えるというのは、時代が変わったものだと感心しきりである。もっとも、XCODEもAndroid Studioも無料配布なので、天下のMicrosoftのビジネスモデル自体、もう時代遅れなのだ。
余談だが、私はサラリーマン時代はオフィスコンピュータ(通称オフコン)のプログラマー兼システムエンジニアであった。まだパーソナルコンピュータ(通称パソコン)がホビー用途で、NECがPC-8801..PC-98ではないぞ!..を発売していた頃の話である。当時はマイナーな言語を除けばBASICやCOBOLが主流であり、ご多分に漏れず当方もコボラーだったのである。
就職して最初の頃のコンピュータの記憶装置はフロッピーディスク..ドクター中松が発明したと主張しているのは業界では有名..であった。8インチサイズで容量1MBと聞けば、今どきの若い人には信じられない話だろうが、その1MBの中に実行形式のプログラムと入るだけのデータを記録していたのである。
今この記事を書きながら、すぐ脇で映像データの定期バックアップが進行中だが、バックアップ先のHDDは1台4TBである。前述の8インチフロッピーディスクに置き換えると約400万枚と同等であり、それはまさに隔世の感ありだ。
今朝はヘイズもなく久しぶりに上越国境がクリアに望めた。稜線部の谷筋の残雪だけなら梅雨時かと見紛うほどだ。
上越国境雪少なし
この冬一番
正月早々、ナイコン様がかねてから噂のあった通り、D5とD500を発表した。
フラッグシップのD5は現行デジタル一眼レフの中では突出した性能で、特に最高感度328万などという数字は誤植ではないかと関係者の間ではもちきりだった。その分、値段も突出したもので、きっちり減価償却を計算できるか、ばっさり道楽と割り切るかしないと、とてもではないが手の出る価格帯ではない。
ただ、私の中でナイコン様がメインだったのは、当時唯一無二のAF性能だったF5だったこともあって、正直なところ奇数番号モデルは気になる。ニッコールレンズもそれなりに揃え、写真を専門に撮っていた頃なら手を出したかもしれない..
とは言え、もうこの時代において、フラッグシップ機を持つ必然性はほとんどない。それより一番美味しいのは、そのフラッグシップの性能を若干落として入れ込んでくる二番手モデルであろう。メーカーとしても売れ線として期待しているのはこのラインなのである。某C社と違ってナイコン様は二番手モデルでも容赦無い仕様で来るので、フラッグシップにこだわる必要もないのだ。
ということで今回注目なのはD500のほうだ。詳しいスペックはガジェット系ニュースに譲るとして、やはり注目は4K UHDが記録できることだろう。今年はリオ五輪があるので当然といえば当然で、写真と動画の双方で高精細に記録できるのは、もはや当然の仕様といえるだろう。
よく動画は要らないから機能を省いて安くしろとか、もっと写真のほうに注力しろとかいう輩がいるが、大量のデータを高速に処理するという技術を突き詰めていくと、そこには静止画とか動画とかの区別はないのである。プログレッシブである以上、あくまで1枚の画像データのつながりをいかに効率よく処理していくか、ということに外ならないのだ。
話が逸れたが、D500と昨年すでに発売されているVR200-500の超望遠ズーム、この組み合わせはっきり言ってワイルドライフ撮影最強と言えるだろう。望遠端が500mmでは短いと嘆くなかれ、ナイコン様にはニコン1というテレコン代わり..1200mm以上に換算できる..になるミラーレスカメラがある..正直昔は失策と思っていたが..ではないか。
ということで、よく判っているよねナイコン!というのが、現在の偽らざる心中である。
余談だが、こうなると1年以上前の発売とは言え、某C社の7の付く二番手..は5が付く方らしいが..モデルは微妙な立ち位置になってしまった感がある。さして高感度が強いわけでもなく、ましてや4Kも撮れない今さら感はC社愛好家には悲しい現実だろう。C社は動画の役割を専用機に振ろうと画策していたようだが、D500やパナの安価な4K一眼などを見るにつけ、その戦略の見通しの甘さを痛感しているに違いない。
谷川のモルゲンロートがこの冬一番となった。やはりこの眺めは寒さが厳しくならないと見られない。氷点下7℃以下が連日続くと、駄犬の水バケツもちょっと蹴った程度では割れなくなる。
桃色谷川
一年の計は元旦にあり
三が日は朝から大手を振って酒が飲める貴重な日である。
家にいても出掛けても、倅が帰省しているので運転する必要もなく、親父は何もすることがない。昨年あちこちから頂いた酒の封を切り、こたつに首まで入って端からチビチビ飲み比べながら悦に入っている。
さらに録りためた映画やドキュメンタリーを横目でちら見しつつ、これまた昨年Evernoteに書き溜めたメモを拾い出し、アイデアを一つ一つビジュアル化していくのも、近年の三が日の習慣となっている。
一年の計は元旦にありとはよく言ったもので、何もしないでのんびりするということは、貧乏性の私にとってはアイデアを練ることと同義。今年も早々に具現化しなければならないアイデアとプランが目白押しである。
元旦は雪雲で見えなかった谷川連峰。今日は新年初姿を拝むことができたが、日の出の時間帯に東に雲が残っていたため、手前の三峰だけ赤く焼けるという珍しい眺めになった。