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冬型

2016/11/23

利根の秋も深まり、ようやく冬らしい寒さになってきた。

上越国境は雪雲にまみれて朝からその姿を見せない。上州武尊もまた然り。これから春までこんな感じで季節が進んでゆく。

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月初に北東北で北風に乗って渡って来たツグミを大量に見掛けた。

その後に赤城高原でも何度か見掛けたのだが、どれもまだ南への移動中の個体だったようで、ここ一週間ほどは音沙汰なしであったが、昨日からまたキョキョッという例の鳴き声が家の周囲で響いている。彼らはさすがにもう定着個体だろうか。

さて、今晩から雪の予報だ。いよいよ冬来りなばである。

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未だ色々が調整つかず、日々粛々スケジュールを進める状態が続く。まあ無人の荒野を進む話ではないので、いずれ夜も明けようか。

時の移ろいは停滞や後退を繰り返しつつ一歩進んで二歩下がるの様相で、ややもすると今年の季節も似たように見えるが、地軸の傾きに促されるように、自然の摂理に従い着実に進んでいる。

昨日は雨、今朝は9月を思わせるような暖かい朝であった。そして今シーズン初のモルゲンロートはおとといの朝。さて、この冬はどれだけこの神々しい景色に出会えるか。

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霜が降りるなど連日のように朝は冷え込みがあるが、日中はまだそこそこ暖かいのが今の季節。

暖かさの累積で花をつける野の草にとっては、さしづめ年末閉店セールといったところだろう。

色々年末に向けて多忙を極め、やや歯車が狂いだしている今日のこの頃。完全にマンパワーの配分を見誤ってしまい、自分自身をスケジュール的に厳しい立場に置いてしまった。

来月頭の地元某イベントまではもうこのまま行くしか無いのだが、何とか年内には立て直さないといかんと思う次第(←誰に言っている?)

と言うことで話題のスーパームーンもすっかり撮り逃した。

当日はそもそも曇り空で見る影もなかったのだが、先日は帰宅時に赤城の尾根に浮かぶその神々しい姿を拝したのだが、肝心の撮影機材を持っていなかったという体たらく。カメラマンとして恥ずかしいことこの上ない所業であった..

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ちょっと悔しいので、大きいはずのスーパームーン..2日経っているがそれでも大きいと認識できる..を魚眼レンズで写す暴挙に。アホやね。

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初雪

2016/11/10

先日、出張で不在であったため自身では確認できなかったが、寒波の影響で赤城高原でも初雪が舞ったようだ。これは例年より早目のことである。

いよいよ冬将軍のお出ましであるが、先週の東北遠征で体の方はすっかり冬モードになったため、もういつ積雪となってもオッケーである。

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先日の風花は夕方までにすべて解けてしまっていたが、夜のうちにまたいくらか舞ったようで、庭の隅にその痕跡が残っていた。

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谷川、上州武尊山などは雪雲の中なので様子が見えないが、裏山の鈴ヶ岳は白く冠雪していた。

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TAM

2016/11/9

昨日はフォレストのプレゼンのため上京。

その一昨日まで北東北の山中にいたため、年末大都会の雑踏とのギャップにやや戸惑ったが、バブル期には東京を中心にブイブイ営業活動もしていたので、小一時間もウロウロすればすぐに慣れた。

山の中で自然に浸ることが理屈抜きで好きなのは間違いないが、こうして時々都会に足を運ぶこともそう悪くはないと思う。特に普段自分とは関わりを持たない人種との交流には勉強になることが多く、色々気付かされるものである。

人はやはり環境に生かされる生きものだとつくづく思う。

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そして夜は福岡の武田晋一氏や沖縄の湊和雄氏らとSSP(日本自然科学写真協会)会長の海野先生宅に上がり込んで夜半過ぎまで酒宴。大御所的なポジションである御年を全く感じさせない、海野先生のパワフルさには驚くばかりだ。

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で、そこで海野先生所有の懐かしいガジェットを見せてもらった。なんとMacintosh生誕20周年記念モデル「Twentieth Anniversary Macintosh」通称TAMである。しかもMac OS9がちゃんと起動して、BOSEのスピーカーからしっかり良い音を響かせていた。

1997年発売の限定モデルで、当時の価格で100万近くしたと記憶しているが、流石にガジェットの好きで知られる海野先生である。実働品の状態で維持しているとは驚きだ。

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先週から一昨日まで、所属するグループ主宰の調査で北東北へ遠征。

彼の地は前線の通過と寒気の南下で連日猛烈な風が吹き、鼻水垂らしながらなかなか観察は厳しい状況にあったが、目的をある程度達成できたのは良かった。

初日の前日に雪が降ったとのことで、調査エリアの高標高地は一面白く覆われていて、今シーズン初の雪道走行となった。

周辺では寒気団に乗ってやって来たと思われるツグミが大量に飛んでおり、シメやマヒワと合わせて今シーズン初認であった。ついでに言うと、東北道築館周辺ではマガンの一群にも遭遇している。

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林道上にノウサギの足跡。天狗様の生息地で見る餌動物の痕跡は嬉しいものだ。

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谷川初冠雪

2016/11/2

昨日、浅間山が初冠雪だった。朝方は姿が見えず、気が付いたのは移動中だったのと、帰路は夜であったため写真は撮れずじまい。

そして天気図からの予想通り、今朝は上越国境沿いの山々が軒並み初冠雪となった。何となく冬の足跡がすぐ背後まで近づいて来ている感じがする。

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谷川岳は稜線部に雲がかかって見えないが、天神尾根から天神平スキー場が白くなっているのが判る。

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こんなところ

2016/10/30

前時代的で凡庸とした面白みのないわが村の名前を告げると、大抵は興味を示さないか、つまらなさそうにどんなところですか?と聞かれる。

最近なら真田丸で知られた沼田の南、国定忠治..県外や若い人にはここで稀代のヒーロー忠治の話をしなければならないので割愛することも多いが..の赤城山の西の麓に広がる高原野菜の村と告げる。

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これは裏山..もちろん赤城山だんべー..から見下ろした利根の眺め。中央を左右に横切るのが片品川の河岸段丘、その上が沼田の市街地で、手前に広がる農村地帯がわが村である。

そう、わが村はこんなところにある。

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どんぐり不作

2016/10/29
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今年はどんぐりが不作だ。例年なら農道一面に足の踏み場もないほど落ちているのだが、ここ10年ぐらいでは記憶にないほど少ないと言っていい。

原因はおそらく8月以降の台風の影響だろう。コナラなどはかなり枝が折れてしまっているし、実がまだ青いうちにだいぶ落ちてしまったようだ。

まあ落ちたら落ちたでその恩恵に預かる連中もいるのは確かだが、カケスやリスには残念な話だろう。

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思いっきり曇天逆光だけど、これは別の日に撮ったカケス。

実はこいつ、どんぐりをくわえて飛んできたのだが、何を思ったのかうっかり落としてしまったのだ。

で、拾おうとしたところに人と犬がいるので、さてどうしたもんかと思案している図という状況である。

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エゾビタキ

2016/10/26

渡って来たてのジョウビは警戒心が強く、今日も家の周囲で鳴き声はしているのだが、姿をなかなか見せてくれない。縄張り争いが落ち着くまではまあこんな感じである。

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そんなシャイなジョウビとは違って、旅鳥のエゾビタキは至ってフレンドリーである。一応逃げはするが、ちょっと飛んではすぐ先に止まるを繰り返すので、散歩中の暇つぶしにはありがたい。

エゾビタキとは言うが、実は北海道での繁殖例はない。カムチャッカやサハリンで繁殖して、東南アジアへ渡る途中に日本列島を通過する旅鳥であるため、主には春秋によく見かけるのである。

ただ、赤城高原ではコサメビタキのように春には通過しないようで、今のところ記録しているのは秋のみである。

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昨日の寒さから打って変わっての陽気に、家の窓が逆結露していて驚いた。朝から外気のほうが暖かいのだから参る。

朝、窓から沼田の市街地を見下ろすと、利根川と薄根川に川霧が発生しているのが見えた。中央付近に見える森が真田の城であった沼田城址公園である。

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