カテゴリ : 鳥獣・環境問題

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岩手県の英断

2024/3/28

冬と春の境目

2024/3/18

もう月末か

2024/2/28

とXにポストしたが今年は閏年だった。一日得した気分だなw

春の雪

2024/2/20

今の時期は田舎ではクマの出没が話題になるが、農家的には獣害被害はクマよりはシカやイノシシ、サル..赤城高原では出没はまれ..それに果樹ならハクビシンのほうがはるかに迷惑で問題である。

おらが村のクマによる農作物被害で顕著なのはトウモロコシで、たとえそれがデントコーンであっても一旦居着かれると、単独個体でも根こそぎになりかねないので、すぐに猟友会に頼んで捕獲駆除となる。

なので忘れた頃に防災無線でクマの出没警報が流されるが、クマ出没中!みたいな野良看板が設置されることはほとんどない。

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上の2枚はどちらも渋川市の山際に立っている注意喚起。看板の内容から設置したのは別の部署(または人)なのは明らかだが、設置場所が100mも離れていない同じ道沿いなのだから呆れる。

そもそも常設されている時点でほぼ誰も見ないし意味がないのだが、問題なのは1枚目は本州には生息していないヒグマで、2枚目はデフォルメされているがどう見てもマレーグマにしか見えない。

何れ専門家に確認も取らず、やっつけ仕事であることが明らかだ。

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籠の鳥

2023/9/26

我が国では親が見放した猛禽類の幼鳥を巣から保護した時点で、その収容先は事実上動物園しかない。

落鳥個体を傷病鳥として保護するなら多少狭くても仕方ないとは思うが、そうでなければそれなりの広さのフライングゲージを備えた施設の整備と飼育者の育成が急務だ。それなくして個体保護だけ進めても、籠の鳥が増えるだけである。

そもそも親から狩りを教わっていない..正確には狩りをしているところを見ていない..幼鳥を野外に放鳥など不可能。籠の鳥はいつまでも籠の鳥だということ。そしてその籠の鳥を無尽蔵に飼育などできない。

逆に言えば、保護するのはあくまで一時的な措置であり、何れ野外に戻すことが大前提である。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先週末から涼しさを通り越して寒い朝が続く。昨日の朝など10℃しかなかったが、いきなり秋本番がやって来たような感じ。体が慣れていないというのも大きい。

もうモクモクと雲が湧き立つような暑さはぶり返さないかな?

1980年代までニホンジカの北限は宮城県の牡鹿半島か、岩手県の五葉山周辺に限られた個体群がいるだけだった。

それが2000年代に入りその五葉からジワジワと生息域を広げ始め、岩手県では北上高地のほぼ全域、明治期に一度絶滅して現在は個体群の定着は確認されていない青森県でも時おり目撃例があるため、もはや本州最北端への侵入は時間の問題と言われれている。

岩手では特に早池峰山周辺での林業被害が顕著で、北アや南ア同様に固有の高山植物にも被害及んでいるらしい。

北上高地は昔から尾根筋に放牧地が広がっており、特に冬期は使われてないため恰好のシカの餌場となっていると思われる。

さらに国内木材の需要を見込んでか植林地を増やしているため、一時的な伐開地も散見され、結果的にシカの餌場を人が提供する状況になりつつある。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

伐開地内を移動中に見かけた若い牡ジカ。この前日に親子グマと20mほどの距離でニアミスしており、ガサガサと動くものにかなり神経使っていたのでこちらが先に気が付いた。

それでも小生が風上だった..親子グマの時は逆にこちらが風下だった..ので、カメラを構えてすぐに尻毛を白く膨張させて飛び跳ねつつ逃げていった。

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