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新型コロナ絡みの税金の無駄遣いと言えば、鳴り物入りで登場した接触確認アプリのCOCOAもだ。

立ち上げ当初に有志が集まって一気呵成に開発したまでは良かったが、その後にその運用を引き継いだ国がまるでやる気がなく、更新のテストもろくにせずに放置だったのは既報の通り。

そもそも感染者情報の登録がまったく追いついていない..厚労省の求める入力情報が複雑すぎてダメダメ..ため、実用性はないに等しい。

そしてここに来て「見なし陽性」などという適当すぎるその場しのぎの対策が採られ始め、感染者は事実上の野放し状態となったため、COCOAなどまったく意味をなさないことが確定。

ここでもウン十億の税金がまったくもって無駄の泡と消えてしまったわけで、中長期の視野を持てず、近視眼的に何とかとりあえず目の前の事態をやり過ごせればそれでオケみたいな、政治家と役人の無能さがよくわかるというものだ。

仏作って魂入れずとは正にこのことだな。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

赤城の向こうが白み始め、東の空に明けの明星が輝く頃、遠くでフクロウが鳴きわしているのが聞こえる。

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子供の頃はいわゆるSF少年であった。おぼろげにアポロ11号の月面着陸(1969年)の中継が記憶に残るが、リアルタイムで実際に見ていたのか、後になって記録映像を観たのかは今となっては定かではない。

アポロ計画によって火がついたSF好きは、当然のようにアニメの世界に没頭することになる。宇宙戦艦ヤマト(1974年)のワープ航法に始まり、機動戦士ガンダム(1979年)のスペースコロニーや軌道エレベーターなどは、当時すでに将来は理論上可能であるという論文に基づき描かれていたが、背景の世界観よりもそういった技術的な側面に惹かれていたものである。

ただ、残念なことに頭の思考回路が理系でないことに気づいた時点で(笑)、宇宙物理学の道からは早々に遠ざかることになるのだが、ノーベル物理学賞やら探査衛星の打ち上げの報など聞くにつけ、やはりその筋のネタには未だに興味があるのも事実である。

20151208

今は明け方の東の空に明けの明星が拝める季節だ。

先日、5年前に一度は失敗した金星探査機「あかつき」の周回軌道への再投入が行われ、その耐用年数から風前の灯?と目されていた姿勢制御用エンジンが、正常に動作している確認が取れたらしい。実際に周回軌道への投入が成功したのか判るのには数日かかるとのことだが、ぜひとも世界初の惑星探査に成功して欲しい。

何しろ、子供の頃に読んだ本によれば、火星にはタコのような宇宙人が、そして金星には美しい金髪女性の宇宙人がいるという話であったのだ。そしてそれが事実がどうかは、あかつきの成功如何に掛かっていると言っても過言ではない。SF少年のほのかで他愛もない夢を、叶えてくれることを期待しているぞ。

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