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那須のお山

2023/10/29

先週、那須岳周辺を歩いてきた。那須岳とは言うが、赤城山と同じでそれ自体が固有の山名ではなく、いくつかの山からなる集合体である。

標高は約1900m程度。アルプスのような標高の高い山ではないが、火山活動で形成された活火山であるため、山体全体が森林限界の如く樹木が生えていない見るからに異様な環境である。

更に西側に遮る山塊や山脈がないため、通年を通して風が強く吹き抜ける地形であり、冬型のような気圧配置になると猛烈な強風に見舞われる。樹木が生えていないということは、風を避けて避難することができないことを意味し、実際この月初に高齢の登山グループが低体温症で命を落としている。

この日はそんなことを微塵も感じさせない、小汗をかく程度の穏やかな天候であったため、火山由来なれど異なる山容の朝日岳と茶臼岳周辺を歩いてきた。

群馬にも浅間山や草津白根山といった火山由来であり現在でも活動中の山はあるが、山頂周辺は立入禁止なので、釜の周囲を歩ける状況にはない。日光白根山も似たような環境ではあるが、前者二座ほど活発に活動はしていない。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 茶臼岳

空気感がクラシッククロームが似合う季節になってきたと感じる。

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早いという予報通り今週14日に都内で桜が開花した。去年より6日早く平年比では10日早いとのこと。

植物の開花は日照時間ではなく気温の積み上げと言われており、先月から続く冬とは思えない気温の高さが影響しているようだ。

東京が全国の桜開花のトップバッターなのは、近年のヒートアイランド現象の影響と言われているので、その辺りも原因としては符合する。

そんなことで利根沼田界隈の桜もそれなりに早いということで、上手くすれば入学式が満開の時期に当たるかも。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 谷川岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / CLASSIC CHROME / 至仏山・燧ヶ岳

桜が咲くような季節感に逆らって雪山の景色など。何れも武尊にでも登らないと望めない景色だ。

一昨日・昨日と2日続けて放射冷却で氷点下8℃まで下がったが、そろそろ冷え込みもラストスパート。

とは言えここまで下がると赤城高原から見渡す峰々は山焼けとなり、ビーナスベルトとモルゲンロートのダブルで空も山も赤く染まることになる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / ビーナスベルト

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / 谷川連峰

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / マナイタグラ

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 仙ノ倉山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 朝日岳

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 苗場山

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia / 白砂山

ただこの日は日の出前からシジュウカラとホオジロがさえずっており、寒い中でも春の近さを感じさせる季節のたよりであった。

谷川岳冠雪

2019/11/15

朝、日の出前にちょっと裏山に出掛けようとしたが、車のフロントガラスはビッシリと霜に覆われていた。

暖機でエンジンかけてデフをオンにしつつ、備え付けの外気温計を除くとちょうど0℃。そんな季節だよなぁと寒さにブルッと身震い。

一旦家に戻ろうとすると、玄関前の郵便受けの上にジョウビタキの雄が留まり、ヒッヒッと鳴きながらお辞儀していたので、新聞を出すのは止めておいた。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME / 谷川岳

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME / 仙ノ倉山

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME / 朝日岳

すでに何回か冠雪している上越国境だが、すぐに解けてしまったり雲の中だったりでなかなか撮らせてくれなかったが、今朝はようやく白く化粧された姿をすっきり拝むことができた。

それでも根雪になるにはまだまだ寒さが足らないので、荘厳なモルゲンロートが見られるようになるのはもう少し先だろう。

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赤城高原の紅葉はまだもう少し先のことになるが、窓辺から望む上越国境の稜線部が色づいてるのが見て取れる。

FUJIFILM X-T2 / FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

今の時期、谷川連峰の中では仙ノ倉山がもっとも早く朝日に照らされる。

FUJIFILM X-T2 / FUJIFILM X-T2 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

朝日岳の東斜面も草もみじとなっているのが判る。

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朝日岳

2016/10/19

朝日を浴びて紅葉の山肌を雲間にチラ見せしているのは、標高1870mの朝日岳だ。

20161019

新潟県との県境に位置する地味な山だが、実はまだ一度も登ったことがない。群馬側からは白毛門の直登を経由してアプローチする。馬蹄形をした湯檜曽の谷をぐるり周遊するように縦走できるので、そのうち調査がてら歩きたいものである。

20161019b

稜線を雲に覆われているのは上越国境の主峰谷川岳。天神平から中腹はすでに紅葉に覆われている。手前の三峰山はまだ緑の山だが、木の種類によっては色づきが始まっているのが何となく判る。

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