タグ : ハリオアマツバメ

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先日も引き続きNレコのフィールドテストで県南へ。県北では圏外エリアを選んでテストしていたが、県南では微弱ながら通信可のエリアへ。

タカ渡りの季節なので高空も時々眺めていたが、サシバは5つが午前中に西へ向かったのと、1つが目の前の谷の中からそのう膨らませて上がってきて同様に西へ向かった。ハチクマはゼロ。タカ渡りに関しては先日の白樺峠の情報から東日本はすでにピークを終えているのは分かっていたけどね。

それとこの日は稜線上は結構風が強く、朝から西へ向かうかなりの数のハリオアマツバメとアマツバメ、イワツバメを見送った。あとアサギマダラが忘れた頃に中高度をヒラヒラしていたので、やはり空の上も風が強く追い風だったようだ。

折しも下界は猛暑だったようだが、観察地点の標高は1200m程度なれど前述の通り朝から風が強かったので、晴れていても寒くて上着が用だった。

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尚、肝心のワシはポーズ。午後一に、天狗谷でクマタカの雌が侵入若雄を波状しながら執拗に排斥していたので、近くにワシはどちらも居ないのが判明。

良い風吹いてたんだけどねぇ…

ブーメラン

2016/8/17

撮影の合間、モデルさんたちが空を指差して何やらヒソヒソ話。空を見上げるとアマツバメの仲間であるハリオアマツバメの一群が飛び交っているのが判る。

ハリオアマツバメは夏鳥として日本に渡来するが、本州では高山の森林地帯の樹洞..北海道では平野部で繁殖..などで営巣するため、山屋さんでもない限り目にする機会は少ないだろう。タカの渡りなど観察していると、同じような時期に山間地を通り過ぎていくので、そんなタイミングでも出会いはある。

名前にツバメと付くがいわゆるツバメの仲間ではなく、アマツバメと一緒にアマツバメ科を形成する。大きさは体長20cm前後とツグミやムクドリよりも小さいが、翼開長は40cm前後もあって、近くで聞くとその風切音は迫力ある。

よく一番早く飛ぶ鳥は何ですか?と聞かれることがある。質問者の期待を裏切らずに答えればハヤブサとなるのだが、ハヤブサは自重を利用した落下速度で最速..300km/h以上になるらしい..なのであって、決して純粋な飛行速度ではない。

自らの力で飛ぶ鳥でとなれば、それは時速100マイルは出るとされるこのアマツバメの仲間が最速であろう。

20160817

仕事で撮影中であったため、焦点距離の短いレンズで証拠写真程度をパチリ。場所は県西部でそんなに標高が低いところではなかったが、高山という高さではないので珍しい。

先のモデルさんたちの会話では「ブーメランみたいね」ということであったが、トンボでも獲っているのか、右に左にヒラリヒラリと旋回しつつ、時折錐揉みしてみせる身の軽さはさすがアマツバメの仲間であり、さもありなんといった風情だ。

ついでに動画も撮ったが、手持ち撮影ではとても視られたものではない(苦笑)。

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