タグ : トカゲ

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米ナショナル・ジオグラフィック誌が、最後に残っていたスタッフ・ライター全員を解雇したという衝撃的な記事を読んだ。2019年にディズニーに買われた辺りから予想はしていたけど、意外に早かった印象。

その幅広い取材対象は宇宙から深海、微生物から古代恐竜、太古から現代までと名前の通り地球規模で、ピーク時には全世界で2000万人近かった購読者も、直近では200万人を切っていたとのこと。135年続いた老舗グラビア雑誌の名門にも抗いようのない変革の波が到来したようだ。

これでいよいよ緻密な取材と厳格な裏取に基づくニュースが減るのは間違いなく、新たな「発見」も失われそうだ。購読者としてつくづく残念な話である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ニホントカゲ

かく言う小生も、足元の小動物から奥山の大型猛禽類まで守備範囲は広いぞ。

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気温が低い日の午前中、舗装路脇をカサカサとトカゲたちが行き交う。周囲に比べて路面の温度がいち早く高くなるため、暖機運転を兼ねてのことだろう。

時折他の雄とかち合うと追い掛けっこが始まり、熱を帯びてくると道路の中央でもお構いなしに取っ組み合いが始まる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

鳥類と爬虫類は遠い親戚なので、OM-1を鳥認識のまま向けるとちゃんと目にピンがくるから面白い。もちろんそんな自然科学的な理由で認識している訳はないだろうけど。

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林内で立ち尽くしていると、カサカサと足元の林床で音がする。息を潜めていると、落ち葉の中を歩き回るトカゲを見つけた。

時々落ち葉の裏から顔を上げて周囲を確認しているが、身動ぎしないこちらに気が付かないのか、足元をウロウロして我関せずである。

春はツバメの飛来やウグイスの初鳴き、桜の開花が告げるものと世間の相場が決まっているが、森の中でうごめく爬虫類を目にしても同様に春を感じることができる。

それは爬虫類が自由に動き回れるほどに気温が高くなったという証拠でもあるからね。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

上の写真がニホントカゲの成体で、下の青くメタリックに光る方は幼体である。双方とも3mと離れていない場所で見掛けた。

どちらもOM-1の被写体認識で撮影しているが、鳥でもないのに鳥認識が発動したのは、やはり鳥類が爬虫類から進化した種であるとAIが判断しているのか!?

などと考えつつ、落ち葉の裏からトカゲが顔を上げる度に被写体認識枠がEVFに現れるのを面白く眺めていたが、まあ実際は頭部の形状とその中に目がある構造の物体に反応しているのだろう。

これは個人的な見解だが、恐らくOM-1の被写体認識はくちばしの有無はそれほど重要視されてないのかもね。

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メタリックな金属光沢ボディに、下腹を擦るほどのローポジション。その動きは極めてトリッキー且つランナバウト、などと書くとまるでどこぞのヨーロピアンカーのようだが、ニホントカゲは日本産の固有種である。

実は関東の我々に馴染み深いのはカナヘビのほうで、子供の頃にトカゲと言えばカナヘビのことを言っていた。なので最初にこのニホントカゲを見た時、子供ながらに新種ではないかとドキドキしたものである(苦笑)。

危険が迫ると尻尾を切って逃げるという例の技は、ニホントカゲもカナヘビもどちらも得意としている。初代ウルトラマンに古代怪獣ゴモラという恐竜をイメージした怪獣が出てきたが、ゴモラが大阪城を壊して逃げる際、やはり尻尾を切って逃げるシーンがあった。

もしかして恐竜も尻尾を切って逃げるのではないか?などと夢想したのも今は昔の話である。

20160801

写真の個体は幼体で、尻尾のブルーメタリックが美しい。

同じ金属光沢でも、成体は全体的に赤っぽい金色の見た目となるため、知らない人には別種のように見えるだろう。

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