タグ : コサメビタキ

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台風通過前の先週末、近所の防風林でコサメビタキの秋の移動を確認。

例年だとエゾビタキのほうが若干早く、コサメビタキは10月入ってからという印象が強かったが、あくまで印象であってどちらも同じような時期に移動していると思われる。

ミズキの実が目当てで高い樹冠付近をメジロに混じっていることが多いので、そもそも見つけられてない可能性もあるしね。

本州各地の峠ではサシバやハチクマのタカ渡りが観察され、赤城高原でもカケスとヒヨドリが群れて移動し始めているようなので、鳥たちの秋の移動が本格化してきている。

北海道のオホーツクにはヒシクイやマガンも渡ってきているとのことで、これからしばらくは秋の季節移動から目が離せない。

FUJIFILM X-T4 / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

鳥認識の付いてないカメラで鳥を撮るのは久しぶり。もう撮り方を忘れてしまったかと心配したが、そんなこともなくまあ普通にイケるかなw

もうこの分野はOM-1の独壇場と決めていたのだが、フジXF史上最長の超望遠..35換算で900mm..を手に入れたので、そこはやはり鳥を撮らないわけにはいかないだろうなと。

全体的なインプレはそのうち書こうと思うが、光が少ない場面でもビシッとクリアに解像する、ファインダーを覗いただけでもキレの良さを感じさせるレンズだ。

連休中にコサメビタキも初認。

エゾビタキ同様にどちらかと言うと秋の渡りの時期のほうが遭遇率が高いが、夏季に時々見かけるので、当地でも少数が繁殖していると思われる。

林冠部にいることが多いのでいつもは見上げだが、この時は採餌のためか林縁の低いところで出たり入ったりしていた。

ちなみにコサメビタキの和名は小雨ではなく小鮫と書く。サメビタキより小さいのでコサメだが、鮫肌?の色合いなので両種とものこの名前がついている。

なんとも見た目と和名がまったく相容れない鳥の一つだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ISO6400

コサメビタキとよく似ているのがキビタキの雌で、林内だと暗いせいでどちらか識別するのが難しい種である。

キビタキの雌は背面がオリーブ色が強く、尾筒の付け根に黄色い羽衣が見えていることがあるが、それを明確に確認するにはやはり光が当たっていないと厳しい。

まあ何よりこの個体はキビタキの雌から追い払いを受けていたw

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公私ともに色々イベントがあったせいもあるが、あっという間に9月は過ぎ去った感じ。

それにも増して来月になればフィールドがそろそろ秋めいてくるので、昨秋取り逃がしたシーンを今年はなんとか抑えたいね。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

昨日ほどではないが今日も朝はそこそこ冷えた。こんなふうに水滴がイイ感じに見られる季節ももう終わりだろう。

キャベツ畑のノビタキたちは2日間だけの滞在であったが、今朝はいつもの防風林にコサメビタキとエゾビタキの混群が姿を見せていた。黒々と熟したミズキの実が、渡り途上の彼らの大切なエネルギー源である。

週始めでやや多忙なため、整理中の4K60P動画の切り出しから小鳥を3つ。

ミソサザイ

コサメビタキ

ゴジュウカラ

昨日ほどではないが今日も夏日模様でやや暑い。仕事中に飲んでいるコーヒーも、今シーズン初めてアイスコーヒーにしてみた。体が慣れるまではしばらく耐えねばなるまいのう。

秋コサメ

2012/10/3

ご存じコサメビタキ。ちょっと前まで、隣家の藪から出て電線に止まったりしていた姿を、仕事場から双眼鏡で眺めていたのだが、ここ数日は見掛けていない。

名前はその色合いが鮫の肌に似ていることに由来し、同属のサメビタキより小さいので、漢字で「小鮫鶲」と書く。サメビタキが割と高標高地を好むのに対し、こちらは低山域の落広林が主な生活の場である。

夏鳥なので秋には南へ渡っていく。赤城高原でも普通に繁殖しているとは思うが、まだ巣を見つけたことはない。なので一週間ほど家の周囲にうろついていた個体が、地元産なのか南への移動途上の個体だったのかは定かではない。

コサメビタキは割と人を恐れない。特に巣作りをしている時期など、平気で人の足下にやって来ては、苔などの巣材を集めていくことがある。巣は苔などを固めたお椀状のものを木の横枝に作るので、葉っぱが展葉する前ならば簡単に見つけることができる。

鳥の写真を撮り始めた高校生の頃、200mmレンズに2倍のテレコンを付け足して、とにかくアップで大きく写そうと腐心していたわけだが、鳥は基本的に警戒心が強くて、なかなか思うようには叶わなかった。そういう時に山中で出会うコサメビタキの人懐っこさには、随分と助けられたものである。

もちろん、巣がどこにあるかなどとは気にも掛けない若気の至りで、当のコサメビタキにしてみれば、迷惑千万だったに違いないだろうけど..

ちなみに写真は春に撮った個体。

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