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黒いベレー

2024/2/17
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X-H2Sはフジの思惑ほどは売れて無さそう。各社恒例となった供給不足アナウンスも一応出ていたようだが、XF150-600共々今はどこも店頭在庫を抱えている様子である。

思うにこの状況の要因は2点あって、そもそもAPS-Cで30万円代に手を出す購買層がフジユーザーには少ない..高い買い物するならGFXと考えているはず..のではないかということと、4000万画素のX-H2を同時に用意していて、それが9月には出ると最初に明かしてしまったことに尽きよう。

個人的にセンサーサイズや画素数でカメラの優劣をつける考えは持っていないが、世間はそうは捉えていないので、フルサイズより小さいAPS-Cに高い金は払わないとか、より高画素のモデルがそう間を空けることなく登場すると知ってしまったら、そりゃ様子見しましょうかとなるに決まっている。

X-H2Sはハイエンド市場をターゲットにしているので、無印H2と合わせてなんぼくらいに考えていると思われるが、フジの場合はかなりの確率でカニバリズムがある..X-ProユーザーはまずX-H系には興味を示さない..のはメーカー側も意識しているはずなので、実施的に他メーカーのハイエンド市場、つまり新規開拓を狙っているのだろう。

ただ、APS-CのR7があの価格帯で出てくるとフジは厳しいだろうね。カメラの基本性能は値段なりにX-H2Sが高いにせよ、世間のAPS-Cに向けられたフルサイズの廉価版的な位置づけをひっくり返すのは並大抵のことではない。

ということでT1以来のXユーザーの拙者でも、今回ばかりは無印H2を見てから判断することにしている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

薄暗い森の中ですぐ目の前までやって来たコガラ。ナナカマドの花に集まる虫を食べに来たようで、朝露に羽毛が濡れていた。

この日は晴れて暑くなると予報が出ていたが、新潟県境で雨が強く降っていた影響で結局気温も上がらず終日どんより。

メーカー自身がWOWカメラと自称するOM-1の被写体検出を近所の森の中で試してみた。AFの設定は特にいじらず標準のままとし、ターゲットはALLでAFはC-AF(TRなし)である。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / シジュウカラ

この距離感で画面内のシジュウカラを発見し、さらにその飛び出しに追随している。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ヤマガラ

この至近距離でのヤマガラのちょこまかとした動きにも反応してピンがくる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / コガラ

従来機では相当に厳しいこの絵柄で、背景の反射する枝にピンが行かずしっかり手前のコガラを追いかけていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ゴジュウカラ

この構図のまま幹の裏側から現れたゴジュウカラを捕捉してその後も幹を伝う姿を追っていた。

OM-1の被写体検出で面白いのは、画面内にそれらしき物体を見つけると例えそれがピンが来ていないアウトフォーカスであっても検出枠が表示される点である。枝が込み入った状況や藪の中でもお構いなしで、ヘタすると人の認識より速いのではないかとさえ思う時がある。

さらにターゲットがALLだと画面全域が対象となるので、意地悪して鳥を画面の端にフレーミングしても何の問題もなく捕捉し続ける。

被写体検出など以前は空抜けで飛んでる鳥にピンがくれば程度に思っていたが、林内でここまで小鳥を追いかけてくれるのは想像以上の進歩である。

ちなみにG9などパナの動物認識も同じような動作をするが、検出速度がOM-1のほうが早いのと、AF測距後のヒット率はOM-1のほうがかなり良い。プロセッサの世代差もあるのでこの辺りは最新のGH6がどうかというところだ。

鳥など撮らない人には何のこっちゃではあるが、物体として比較的多様で複雑な形状の鳥でここまでの検出能力なのだから、航空機や自動車、鉄道などはそれ以上であることは想像に難くない。

ちなみにうちのマメで試した限りでは、暗い家の中でも普通にその姿を追いかけていたので、犬・猫検出..メーカー公称だとそれっぽい動物であれば認識するようだ..もまったく申し分ない感じ。