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今年は近所のクロツグミの初認が遅れていて少々ヤキモキしていたが、GW直前になってようやくさえずりが聞こえるようになった。

ただ、今日現在でも例年とは異なる林分で鳴いているのと、平年比で1週間から10日ほど遅いので、これくらい誤差があると個体が入れ替わった可能性もあるかな。

クロツグミの平均寿命がどの程度かは知る由もないが、少なくてもここ6年はほぼ同じ時期に渡来し、同じ木をソングポストに使っていたので、雄については同じ個体だったろうとは推察できる。

研究者ではないので厳密な意味でのデータとはならないが、こういった民間アマチュアの地域性の高い地道な観察記録は、統計を取る意味でも後世のために残していくべきだと常々考えている。

今年もあの鳥..に限らず生きもの全般..が帰ってきとか初認したかだけでなく、その個体の行動パターンなども可能な範囲でつぶさに記録しておくことが肝要であろう。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

もう何処も新緑に染まる山野にあって、落葉樹の枯れ木でそこだけぽっかり空間が空いており、このクロツグミは終日ここでさえずっていた。

今は取り立てて生態写真だけ狙っているわけではないので、生きものなら何でも大きく撮れば良いというスタンスではない。ズームレンズなのだからワイド側に引いて撮るのもアリである。

拙者は昔から「生きもののいる風景」というのを割と深い根底のテーマにしている。

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この春の県内の桜前線を見ている限り、時期的にまだ早いことはわかっていたが、出掛ける用事があったのと、週の後半は台風の影響で雨模様という予報だったので、ダメ元で週の初めに妙義のさくらの里へ足を伸ばした

10時には高崎に戻らないとならなかったので、開花状況がイマイチなら引き上げようと思っていたが、状況はどうあれ人は欲があるので結局カメラ担いでウロウロすることにw

さくらの里は標高差を利用して様々な種類の桜が植わっているので、これからGW頃まではなんのかんの言っても花は見られるが、それでも見頃はやはりあるので、そこについてはもう一週間程度先かなといった感じ。

ちなみに妙義神社の枝垂れは散り際で、県道に近いソメイヨシノは満開だった。

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

時間がなかったので朝イチから2時間ほどで撮了。花が少なくて撮るものがなかったというのが実際のところだけど。

そして前述の通りここは園内の高低差があって、おっさんカメラマンでは息切れするのは目に見えていたのでw、この日は多くの場面で三脚を使用した。何せ登り下りの途中に肩で息をするので、さすがにそこまでは手ブレ補正してくれないからねw

この日はクロツグミの初鳴きを観測。ミツバツツジのシーンでちょっとだけ声が入っているかも。

今朝、近所で初めてアカハラを目視した。クロツグミに負けず劣らずのその声量のあるさえずりは時々耳にしてはいたが、姿を観たのは今の場所に住み始めて初である。

クロツグミは高い木の梢でさえずるので、声さえ聞こえれば展葉前なら見つけるのは容易だが、アカハラは新緑の頃にさえずり出すので、音源を特定できても鳴いている姿を見つけるのはなかなか困難である。

大抵はミミズなど餌を探して地面を徘徊している時で、今日もいつもの防風林内で偶然その場面に出くわした次第だ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-14

これはGW前の近所のクロツグミ。この時は珍しく低いところでさえずっていた。

アカハラで思い出すのは、高校生の頃に初夏の軽井沢で体験した夏鳥たちの大合唱である。

夜半すぎから夜明けにかけて、森の中を歩き回っての体験だったが、夜の鳥から昼の鳥へと演者が入れ替わる流れの中で、徐々にアカハラがその主役の座を得ていくのは今でもよく覚えている。

それはまさに森の中から絶えず降るように聞こえてきて、夏を謳歌するかのような鳥たちの歌声に酔いしたものである。

社会人となって、全国あちこち車で名のしれた鳥の生息地などを巡っていた時期もあったが、あの初夏の軽井沢のオーケストラのような鳥たち歌声を聴くことはついぞ無かったし、鳥屋が3人揃えば「鳥が減ったよね」と合言葉のように言い交わすこの時代、今後もあの体験の再現はないだろう。

とにかくこれだけはハッキリ言えることだが、日本に渡ってくる夏鳥はこの30年でかなり減っているのは間違いない。

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キビタキ渡来

2021/4/27

今朝は氷点下3℃とさらに寒かったな。庭も周辺の畑も下で真っ白だった。

FUJIFILM GFX100S / SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art / PROVIA

日が当たるそばから霜は解け霧散していく。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / PROVIA

連日の寒さで展葉の早いミズキもまた縮こまってしまった様子。

それにしても1億画素の威力はすごい。芽のひとつひとつまでしっかり解像している。しかもこれを手持ちで撮れてしまうのだからフジの手ブレ補正も優秀である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-20

枝被りながら何とかクロツグミを撮影。35mm版換算1600mm相当を手持ち撮影というのも、オリンパスの手ブレ補正はさらに優秀だ。

ちなみにこの時動画も撮影しているが、さすがに動画ではゆらゆらと画面が揺れてしまうものの、参考映像としては十分なものである。

それと今朝方キビタキを初認。姿はチラッと黄色いのが飛んだのを観た程度だが、さえずりを複数箇所で確認している。

例年に比べてちょっと遅い感じだが、今年もクロツグミがやって来た。

常々次の日本三鳴鳥に推したいと思っているその美しい囀りは、部屋の中にいても聞こえるほどの声量と合わせていつも渡来を心待ちにしている。

演習林では路上で争う2羽の雄個体と遭遇したり、割と近くで複数が鳴き競っていたので、今朝方皆で到着したばかりと思われる。

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / Velvia + カラークロームブルー

ヤマザクラのピンクが遠目に強く映えるのは、そもそもの花弁の色合いもあるが、ソメイヨシノと違って同時に若葉が展葉するため。

透過光を通せばさらにそれが強調される。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

ここら辺りでもぼちぼち芽吹きが始まり、気の早い樹種によっては新緑となりつつある。

よく手入れされた近所の庭木の桜やスモモも終盤戦に入り、徐々に萌黄色の世界と入れ替わりだろう。

ほら見たことか、新コロナの感染状況が改善しないのは、国民が国の言うことを聞かないからなので、強制力のない緊急事態宣言ではなく、憲法を改正して緊急事態条項..国民の行動と財産を力でねじ伏せる恐怖の条項..を盛り込もうとかアレが言い出しだぞ。

アレノムサクと揶揄される自分たちの無策ぶりを棚に上げて、どの口が言うのか呆れてしまって目眩がするな。現行法に強制力をもたせるように法改正すれば良い話だし、そもそも国民が行動を制限されても困らないよう生活を補償すれば済む話だ。

昨日は憲法記念日だったので、右を向いたお友達向けに取り敢えず言ってみただけ的な可能性もあり、まあ想定の範囲内といえばそれまでであるが、それは今のこの状況下でそんなヒマあるのかという国民の批判に、正面から答えてからの話である。

別に憲法改正論議が否とは言わなし、国民にとって必要とあらば改正すること自体はやぶさかではない。だが、法を恣意的に運用し放題のアレ政権下では明確に否定しておきたい。馬鹿に刃物ほど危ないものはないのだ。

それにそもそも憲法は国を国民が監視するために存在するものであり、国家自身に憲法改正を語る資格はないぞ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

早朝、クロツグミの大きな声に目が覚める。やけに声が近いなと思ったら、なんと隣家の屋敷林の梢で囀っていた。

ガビチョウ並みの声量だが、その歌声の質に比肩するものなし。日本三鳴鳥に欠員が出たら、是非ともこのクロツグミを推挙したい、そんな美声だね。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

新聞を取りに外に出たら、今度はうちの庭の畑からヒバリが飛び立って二度ビックリ。

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昨日今日と家の近くでサンショウクイ、すこし離れた沢沿いではクロツグミが鳴いていた。

鳥のさえずりが求愛や誇示ばかりではないことは理解しているが、夏ももう終わろうとしているこの時期に鳴く意味はなんだろうか。

しかも両種とも夏鳥なので、そろそろ南へと移動し始めても良い頃合いだ。もしかしたら南下中の個体という線も考えられるが、こればかりは何とも言えないね。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

Nさんの畑でキャベツの作付けをしていた。まだ日中は暑い日が続くものの、夏が終わりそうという状況で苗を新たに植えるのは判断が難しいらしい。

夜間の気温がぐっと下がっているため、夏前に比べてやはりキャベツなど葉物の巻きが遅くなるようだ。

サクラサク

2019/4/21

標高700mの赤城高原にも桜前線が到達。

一昨日の夕方に5輪ほど花が開いていたが、その後の日中の暖かさで開花が進み、今日の時点で五分咲き程度になった。ソメイヨシノの開花だけ見れば平年より少し遅い状況である。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

同じく一昨日からクロツグミとセンダイムシクイも鳴き始め、夏鳥も徐々に揃いつつある。

ここ数日、夏鳥の季節移動ラッシュが続いているが、昨日近所の防風林でチラッと見かけた個体はシャイな性格なようで、なかなか尻尾をつかませてくれなかった。

鳴き声とシルエットから大型ツグミ類だろうとは判っていたが、今朝ほぼ同じ場所で再び接近遭遇。しかも今日は後続組が追いついたのか、20羽近く仲間がいたようなので、向こうから姿を見せるまで木化けの術でしばらくジッと動かず待機。

朝早いのでちょっと暗かったが、藪から出てきたところで証拠写真を抑えた。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

シャイな方々はクロツグミの御一行様であった。写真は今年生まれの若鳥だが、成鳥も一緒にいたのは目視している。赤城高原でも繁殖しているが、少なくても昨日今日のこの一群は北から南下してきた移動途中の個体のようだ。

クロツグミは、近年徐々に北上している篭脱けガビチョウと餌が競合し、繁殖地でやや押され気味と聞き及ぶ。やたら賑やかなだけで品のかけらもないガビチョウではなく、春の歌を朗々と歌い上げる美声家クロツグミに何とか頑張って欲しいものである。

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ストーブ点火

2018/4/18

ここ数日寒い日が続いてやや困惑している。一昨日、昨日と朝晩はストーブ点けないとやってらんない状況だった。

今日は昼前まで雨模様だったが、午後になって急激に春の陽気に戻ってくれて助かった。その雨上がり早々、先日渡ってきたばかりのクロツグミが嬉しそうに歌い出した。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

県北の山間の集落だと、まだまだ桜が絶賛満開中。ただ例年とちょっと違うのは薄っすらと新緑も始まっている点かな。

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