ピォーという一声でその存在に気がつく。そうでなければこの配色は意外に迷彩効果が高い。
そんなアオゲラは日本固有種。
小心者の無能ソーリが「東京五輪は人類が新型コロナウィルスに打ち勝った証として絶対やる」とか何とか、壊れたテープレコーダーのように凝りもせずに繰り返しているが、世界中の人ができっこないと思っているこの期に及んでは実に滑稽極まりないな。
仮に国内の流感が収まったとしても肝心のゲスト国の状況が改善しない限り、どう考えてもできるわけがない。現状の欧州と米の状況から見て夏までに改善されるなどありえないだろう。ましてやこれから冬を迎える南半球の国々など望むべくもない。
日頃から「仮定の話はしない」と強弁しているくせに、口をついて出てくるのは仮定のことばかりなのはこれいかにw
そしてここに来て頼みの綱の全国民分のワクチンが入手できるのが年内ギリギリみたいな話になってきたものだから、開催是非を「ワクチンを前提にしない」と言い出し始めた。
厚労省の口ぶりでは当初は5月中に手に入れる算段だったようだが、噂では日本の悪しき商習慣である口約束みたいな曖昧な話だったらしく、いざ正式契約してみたらもう順番が後回しにされていた、と言う冗談のような失策をやらかしたのがその意味不明な理由だろうと想像。ワールドワイドなビジネスの世界で口約束なんて妄想を誰も信じっこねぇだろう。
とは言うものの、理由はどうあれ今さら自分たちで五輪中止を言い出すわけにもいかないので、IOCやWHO、それに国連辺りが中止を言い出すのを待ってそれを錦の旗にしたい、というのが実際のところだろうな。
そもそも中止を宣言すると五輪関係の予算で動いている事業..特には関係省庁関連の事業と何と言ってもD通だ..を軒並み止めなければならず、その経済的な影響を恐れていると見る向きもあるし。
ということで、個人的には東京五輪については「絶対やる」と言うだけで実際に「やる気はない」が連中の本音と見ているが、国内事情的には来期予算案が可決される..言い換えれば今年度予算を消化し終わる..3月末までは、このままズルズルとやるやる詐欺を続けるつもりだろうと推察。
察すれば政治の世界の大人の事情ってやつだが、夢の五輪どころか新コロナ禍で命を落としている人がいる状況では、お前ら国が状況を鑑みろって話なんだよ。
先日雪が降った日、近くで久しぶりにアオゲラが鳴いているのが聞こえた。探すとほどなく50mほど離れたところで木を突いているのを発見。
窓際に設置したままの仮称「Super Telephoto System」の望遠端付近で撮影したが、この条件でこのくらい撮れれば十分使えるな。
玄関脇のクヌギにアオゲラが来たのは気がついていたが、枝と葉っぱが邪魔でその姿はよく見えず。
幹をクルクル回りながら2階の高さまで来ると、探しものは無かったとみえ、キョッと一声鳴いて仕事場の窓のすぐ外1mほどを波状に飛びながら..ちょっと目があった気がしたw..隣家の屋敷林へと消えていった。
位置的に仕事場からは死角になるが、納戸の小窓からなら見えるか?と思い立ち、納戸の中の椅子に上がって覗いてみると、屋敷林で最も高い松(種不明)に取り付いてクルクルしているところだった。
アカゲラは割と定期的に巡回してくるが、アオゲラは気まぐれにしかやって来ないので、誘致用の柿が熟すまで待つしか無いかな。
いつもの防風林を通り掛かると、頭上でけたたましくアカゲラが騒ぐ声が響いた。最初はこちらを警戒しているのかと思ったが、それにしてはヤケに執拗に鳴いている。
いよいよ我慢できなくなったのか、不意に飛び立って近くの太い幹の裏に隠れたかと思うと、今度はそこからアカゲラより一回り大きいアオゲラが飛び出してきた。
キツツキにどの程度縄張り意識があるのか知らないが、繁殖期でもないこの時期に、しかも同属とは言え別種を追い払うというのもなかなか珍しいことである。
結局アオゲラが身を引くことで争いは落ち着いたようだったが、アカゲラはアオゲラと同じ方向に飛び去ったので、あの後まだ追いかけて行ったのかもしれない。
それにしても、まだ日が昇るかどうかという時間帯。こんな薄暗い状況でも何とか写真が撮れてしまう..上の写真は何れもISO5000で撮影..あたり、デジタルカメラの恩恵は実にありがたい。
フルサイズ機に比べれば高感度性能が低いマイクロフォーサーズ機なれど、フィルム時代を知っている身にはそれでも十分なものである。
日本で一二の暑さを争う我が県だが、それは関東平野の端っこである内陸部の話し..以前書いたフェーン現象の記事はこちら..であって、上毛三山より北は盛夏であっても暑さはさほどではない。そしてその暑さも大抵はお盆までで一段落し、その後は扇風機..そもそもうちはエアコンが無い..すら要らない日常となる。
一昨日など朝の外気温が6℃を示しており、とても8月とは思えない、涼しさを一気に通り越して寒くて仕方なかった。何しろ高山の稜線にいるでもなし、力なく細々としているとはいえミンミンゼミの鳴き声を聞きながら、季節外れのフリースを羽織ったのは初めての経験である。
ま、デスクワーク続きで屋内にこもっているので涼しいのは歓迎。台風の影響で天気が芳しくないのもさほど気にならず、それはそれで構わないのだけどね。
ピォーっという鳴き声に辺りを見回せば、すぐ目の前のアカマツの横枝、しかも目線の高さにアオゲラが留まっていた。すぐ飛ぶかな?と思いつつカメラを取り出したが、相手もフリーズしたようにしばし動かず。でもさすがに動画を撮ろうと三脚を広げた時点で、不意にキョキョっと声を発して森の奥に飛び去っていった。