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花鶏

2017/1/23

時折、仕事場の窓辺にオレンジ色の鳥影が飛び交っているのが目に入る。初冬くらいまでならジョウビタキもいるが、雪が積もるとさらに平地に移動してしまうので、この時期はほとんど見かけない。

寒風に震えつつ窓辺から望遠レンズを出して庭木の陰を探すと、20羽ほどのアトリの群れが、雪上に顔を出している木の芽を食べているのが観察できた。

花鶏と書いてアトリ。花のように鮮やかな色合いから付いた和名だが、これは当て字であり、読み方のアトリは「集まる鳥」が転じてアトリと呼ばれる。

うちの近所では見かけてもせいぜい20〜50程度の群れだが、年によっては数十万羽という大群が目撃されることもある。

そんなことで、名前の通りいつも群れで行動しているイメージが強い鳥である。

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