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冬季休業中に映画2本鑑賞。ネタバレ含むのでこれから観る人は要注意。

一つは本命「ローグ・ワン」。世の中の評判通り、エピソード7よりも面白かったのはスター・ウォーズファンとして同意見。

スター・ウォーズの本編はスペース・オペラとして描かれているが、本作は今後増えていくであろうスピンオフの一発目として、よりニッチなシチュエーションが舞台..ローグ・ワンは末端のゲリラ活動が舞台..となっている。

エピソード4の10分前までを描いているため、本編から登場するお馴染みの顔はターキン提督とダース・ベイダー、それにC-3POとR2-D2がチラッと登場..細かいこと言うとジンが人混みで絡まれるシーンは4でルークが酒場で絡まれるシーンのオマージュだ..する。そのダース・ベイダーの強さが過去のどの作品よりも象徴的に描かれていたのはファンサービスなのだろう。

そして何より、先日急逝してしまったキャリー・フィッシャー扮するレイア姫が登場するシーンは感涙もの。過去映像をCGで被せているのだが、映画館のスクリーンで観るとそう違和感はないのは凄い。

ついでに言えば、キャリー・フィッシャーに関してはこの夏公開予定のエピソード8が遺作になるようだ。レイア・オーガナに合掌。

二つ目は、倅に押されて「君の名は。」を何を今さらの鑑賞。多分観ないよと公言していただけに、新年早々に言行不一致となったが、想像していたよりも意外に面白かったと思ってしまったのは思うつぼかw

でもやはりツッコミどころはチラホラ。まず、あの勢いで彗星落ちたら、あの程度の穴では済まず、多分、飛騨地方はそっくり蒸発すると思うぞ。セカンドインパクトだって。

そもそもお互いスマホ持ってメッセージングしてるんだから、名前と住所交換すればイイじゃんとか、メモアプリにメモっとけよとか思ってしまったのは仕事柄か。ま、それやったら君の名はなんてタイトル成立しないけど。

あと時間軸がテーマの一つのわりに、そのあたりかなり無理があるプロットだったかな。タイム・パラドックスは致し方ないとしても、飛騨の山奥から日帰りで上京して帰るとか、午後遅く山に登って明るいうちに下りてくるとか、何と言っても彗星が移動しているのが目で追えるって、それどんだけ地球に近いんだってw

最後に生きもの考証的に一点。紅葉の森でコジュケイ鳴かせるの、アレ無しでお願いしますw

でも、全編を通してアニメとは思えぬ風景描写と季節感は、なかなか評判通りの美しいものだったね。

北から冬型が近づいて、赤城高原がちょうど境目になっている。三が日は異常なほど暖かかったが、そろそろ冬に戻る頃合いだ。

映画の後は久しぶりに高崎の正道軒へ。我が胃の腑の友であった東龍が閉店してしまったため、正統派中華麺とパラパラ炒飯を食すなら今はここだね。

カテゴリ:映画・映像