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調査仕事の手伝いで出張続きであったが、そろそろ本業が年度明けでバタバタし始めてきたので帰郷。できれば晴耕雨読といきたいところだが、商売は客あってのことなので、なかなかそうも言ってられない大人の事情である(意味不明)。

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ベース標高は300mほどの東北内陸の山村で、北向きの斜面にはまだ残雪がある。ヤマザクラはまだこれからであったが、ブナの芽吹きが始まっており、オオルリなど夏鳥がボチボチ鳴き始めていた。しかしここ数日は天気がすっきりせず、昨日も午後から雷雨であった。

20150416b

一見すると肉眼では見通しが良いように見えているのだが、実際は谷全体に薄く靄がかかったようになっており、望遠にして空間を圧縮するとヘイズ感がアリアリしてしまう。直線にして4.5kmほど離れた尾根を、朝方の条件の良い時間帯にコリメートで撮してみたが、スギ花粉の影響もあってかやはりモヤモヤしているようだ。

ポツっと尾根上のブナに3頭の親子グマの姿が見える。最近冬眠明けしたと思われるが、この3日間ほぼ同じ場所で採餌していた。この時期クマが木に登って新芽を食べている姿は、まさに春山の風景である。

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